周易64卦「天水訟」解説
「訟(しょう)」とは、訴えであり裁判です。
「需」では控えめに主張を手控えますが、訟では一転 して自己を強く主張するので周囲との軋轢が生じます。

しかし家族や組織においての不協和 音は必ず解決しなければいけませんので、調停者の裁きが必要となってきます。しかし、その 裁きをもってしても両者を和解させることは難しく、わだかまりが残ります。
内心面白くない時。 モヤモヤしているとき、納得がいかない時。自己変革の時(このまま争い続けても利が無い) 争って勝ってもむなしさが残る時。争いを仲裁、裁くとき。占ってこの卦を得た時は、諸事対立 や意見の相違が出ますが、対立を引きずることなく速やかに和して協力すべき説き。あるいは内部の不穏、不安要素を解決する時です。
解釈の仕方
内輪揉めという卦象ですが、本卦に現れた時、仕事においては転職等を含め内部葛藤を抱えている。人間関係において職場は不和と判断します。

恋愛や結婚、関係継続に不安を抱いている。関係の今後について相談者が内部葛藤を抱えている。喧嘩中。
金運相場、出入りが激しい。乱高下している。荒れ相場。
健康、病気。容体や症状が一進一退。薬や医師、病院を変えた。原因がよくわからない。
心理心情。苛立ち、わだかまり。
之卦に現れた時、仕事は根回し、コミュニケーションに力を入れる。自己主張は控える。無理押しは凶。転職は見込みちがいで凶。
恋愛や結婚。仲違い、口舌禍に注意。係争中の場合は自分から和解策を探りなさい。
金運相場、目論見が外れる場合が多い。荒れ相場なので手を出さない方が良い。
健康や病気。難治、長患い。治療効果が出にくい。転院は凶。
心理心情、不満、心残り。もやもやした感情。苛立ちを覚える。割り切る。妥協。










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