学習占

五行易占例
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占星術の通信講座を受けてよいか?

 西洋占星術を教えてくれる通信講座の案内を目にしました。月額5000円で計10回のコースです。案内では、かなり専門的な分野まで踏み込んだ内容で、第一線でも活躍できる内容と宣伝されています。

金額も比較的リーズナブルですし、オンライン講座なので交通費等もかからないのでどうでしょう?

受講してモノになるかを占います。

占的「占星術の通信講座を受講してモノになるか?」

 学館占、学習占なので「父母」が用神となります。

(画像はクリックすると大きくなります)

 

 用神は二爻の「父母」の亥(水)。月建の辰(土)より土・剋水の剋。日辰の丑(土)より同じく土・剋水の剋を受けています。本卦陽爻(—)、之卦陽爻(—)で変化の無い静爻です。

 原神は五爻の「官鬼」の申(金)。こちらは月建辰(土)より土・生金で生。日辰も同じく丑(土)の土・生金の生を受けます。本卦陰爻(- -)、之卦陽爻(—)に変化する発動の動爻。ただし発動先は巳(火)で合住です。※火・剋金の回頭の剋ですが、月日の生を受けているので合を優先させます。

 忌神は初爻の「妻財」の丑(土)、上爻の「妻財」の戌(土)で、初爻は月建辰(土)に同じ五行を帯びる比和、日辰には丑日に同じ地支を帯び日併しています。本卦陰爻(- -)、之卦陽爻(—)に変化する発動の動爻です。ただし発動先は子(水)に変化し子丑の合を結ぶ爻の合住です。上爻は月建、日辰に比和。本卦陰爻(- -)、之卦陽爻(—)に変化する発動の動爻。ただしこちらも発動先が卯(木)に変化し、卯戌の合を結ぶ爻の合住です。

 仇神は四爻で「子孫」の午(火)です。月建辰(土)、日辰丑(土)ともに作用ありません。本卦陽爻(—)、之卦陰爻(- -)に変化する発動の動爻です。

占断

 用神は月日両方から剋を受け弱体化しています。原神は旺相ですが合住。一方で忌神が両現してともに発動しています。もしここで、忌神が普通に用神を剋すのであればすでに月日に剋されている用神を忌神がさらに剋すのは「太過」でむしろ吉象ですが、忌神が合住するのは素直に月日の剋だけで良くないと判断できます。

 また世爻が原神を帯びるのは「役に立つかも?」という期待の表れですが、合住あるいは回頭の剋に陥るのは。期待外れまたは「あれ…思っていたより…??」という状態に陥るのでしょう。

 用神は家屋を表す宅爻にあるので、講座がオンラインで行われる様子が現れています。用神と世爻の関係を見ると、用神が亥(水)に対し、世爻は「官鬼」を帯びる酉(金)で、用神から生じられるのではなく、むしろ世爻から用神を生じています。

世爻、用神いずれかが動いていれば何らかの作用を期待できるも、どちらも静爻ではここから発展して物事を考えるのは困難です。

 

  

結果

 見送ります。

よくよく見れば、発動爻以外すべての爻が「爻の合住」を起こしていますので、思ったよりも理解が進まないか、教える側になにかトラブルが生じるのでしょう。

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