腕時計の購入占
ちょっと珍しい占例を得たのでご紹介します。
相談者は男性で、腕時計の購入を検討しています。ただし購入する以上は少し奮発して一生物の良いものを買いたい、ただし高額な買い物になるから、検討しているもののうち自身が使い続けて飽きのこないもの、あるいは壊れることなく末長く使い続ける事ができるものを…という相談です。

検討しているブランドは2ブランド、そして型は3タイプです。
さて、ここで少し迷いました。そもそもが検討している腕時計のうち、どれが最も良いのか?似合うのか?
本来ならば「AかBか?」のような占的でははっきりした答えが得られないことが多いので、分占することが基本です。
ただし相談はお電話での相談ですから、あまり長引かせるわけにはいきません。
ところでもう一つ、腕時計の用神はなんでしょうか?
通常ならば妻財となりますが、今の時計は通信機能があったりしますし、腕につける(腕を覆う)と考えると父母で取ってもおかしくありません。

占的「どの腕時計が良いか?」
立卦及び卦象
本卦「火天大有」、之卦「沢火革」を得ました。
本卦は大きく所有。腕時計購入にかける大きな期待か、あるいは高額なお買い物ですからコツコツ貯金した様子でしょうか?
之卦は革命の卦で、清水の舞台から飛び降りるような感覚、購入に際して一大決心を下す感じでしょうか?
用神は卦を見て多現している父母で取りました。

検討しているブランドをお聞きすると、有名時計ブランドのT社、そして腕時計の専門ブランドではありませんが、世界的に有名なファッションブランドのG社製で文字盤の色違いのものを検討しています。

父母を見ると、三爻の世爻が父母を帯びています。
また5爻に別の父母として現れ、2爻の妻財が父母を化出しています。
三爻は朱雀(すざく)を帯びファッション、デザインという象意を強めます、ここからファッションブランドのG社を想起

そして5爻の父母は兄弟の酉(金)を化出。この場合の兄弟は三爻と合の関係なりますからG社のもう一つ色違いとします。
そして2は青龍(せいりゅう)を帯び、ブランドという象意があるので時計ブランドとして知らない人は居ないくらいの有名ブランドと判断してT社と見ていきます。
このうち5の父母は未(土)で丑月(土)に月破。また空亡していますから、店頭に在庫がないかもしれません。
2と3を比べると、3は月建に比和、日辰に生を受ける旺相の父母。
2は妻財の寅で取ると、月日の作用がありませんが、化出丑(土)で取るならば丑月(土)に月併ですから頑丈そうです
詳しくお聞きするとT社製は防水機能を備えた頑丈な仕様とのことです。
月破で在庫がないと思しき5には騰蛇(とうた)が付帯、G社の色違いの時計のうち、相談者は文字盤がファンシーな明るい色かシックで落ち着いた色を検討されていましたから、このうち5は付帯騰蛇より落ち着いた色が想起。

一方で3は朱雀を帯びるのでファンシーな色使いを思わせますから、G社ならばファンシーな色と断。
T社とG社を比べるならば、世爻が用神を帯びるのでG社の方がお似合いでしょうと断じました。
「店頭に行けばすぐに手に入りますか?」…と相談者。
5は空亡していますから、在庫がなく取り寄せになるでしょう。一方で2、3は店頭に陳列されているでしょう。
(ちなみにもう一つ在庫があると断じた理由がありますが、これは非公開。講座の受講生で気になる方は講座でご質問ください)
結果
相談後、店頭に赴いた相談者から後日報告がありました。
G社のシックな文字盤のものは店頭在庫がなく購入の場合は取り寄せ。
またG社のファンシーな文字盤は正規輸入品ではなく並行輸入品で購入後のアフターケア、メンテナンスを検討し、G社ではなくT社製を購入したとのことでした。












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