天干の作用を考えてみる 易照の方位予報 7月25日予報

方位予報
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天干の作用を考えてみる

占術で使用する「干支暦」ですが、このうち「天干」を用いて推断するのは四柱推命及び算命学であり、「五行易」でも暦の天干を占断の判断に考慮する占例はありません。たまたま本日、氣學のお師匠とまたそのご子息とお話をさせていただく機会があったのですが、氣學でも流運を推断する際に「天徳貴人」という大吉神煞の選定にあたっては、生まれた月に5つの干合とこの組み合わせでは10月で2月分不足が生じる所を、巳申、亥寅の地支の合を当てはめて充当します。

干合(かんごう)|四柱推命の基礎知識|四柱推命占いスタークローラー

1月生まれの方は庚乙が巡る年。2月生まれは壬丁が巡る年。3月生まれは巳申の地支が巡る年。4月生まれは壬丁が巡る年。5月生まれは丙辛の巡る年。6月生まれは亥寅の地支が巡る年。7月生まれは甲己が巡る年。8月生まれは戊癸が巡る年。9月生まれは亥寅の地支が巡る年。10月生まれは甲己、丙辛が巡る年。12月生まれは巳申の地支が巡る年に天徳貴人が巡ってきます。

天徳貴人が巡る年は、先祖の加護を得て様々な有形無形の運所に恵まれる年と言われています。

眺めてみると、巳申、亥寅の地支が天徳貴人の巡る条件の月生まれの人は6年おき。一方で干合が条件の人は5年おき。10月生まれは良いですね。2年ごとに天徳貴人が巡ってきます。

ただしその作用にはばらつきがあるようで、実際に氣學のお師匠やご子息の体験を伺ってみると同じ干合でも陽干(甲、丙、戊、庚、壬)の作用が強く、陰干(乙、丁、己、辛、癸)の巡るときの方が作用は穏やかです。この場合の強い作用というのは、「災い転じて福となす」のようなもので、体験談ではケガをしたことで待ち待った時間ができ、勉強する時間ができた…というようなものでした。

おそらくこれは地支亥寅、巳申でも同じようなことが言え、亥寅では亥が陰、寅が陽の地支、巳申では巳が陰、申が陽となります。(この場合陰陽が干合と逆となるので作用も逆になるのかもしれません)

いずれにしても、四柱推命、算命学、氣學の天徳貴人にしても作用を考慮するのは年単位であって、月日の作用までは考慮しません。四柱推命でも命式より推断できるのはせいぜい年運までとされているのも、推断に天干を用いるからだと思います。

作用の強弱という点から見れば、四柱推命では天干の作用、陽干からの生剋の作用は大きく、一方で陰干の生剋の作用は陽干に比べると比較的小さいのです。これをそのまま月日に落とし込んで考えると、「五行易」であれば月建、日辰の作用を考慮するとき地支の陽陰によりその作用に差があるのあるのかもしれません。

仮説ではありますが、天干は地支に生剋を与え、地支が五行易であれば各爻に作用を及ぼす。方位予報で使用する日盤においても、天干は月建、日辰の地支に生剋の作用を及ぼし、地支が各宮や各門、各星に影響を及ぼす…こういう関係が成り立っており、日々の運氣に直接的影響を及ぼさないがために、長期的な運氣を推断する推命學以外の占術では用いられなくなったのではないか?と想像します。

氣學の天徳貴人の巡りに差があるのは、ひょっとして前世の業の深さなのかなぁ…と勝手な想像をしていますが、九星には対になる星というものがあり、一白水星と九紫火星、二黒土星と六白金星、三碧木星と四緑木星、七赤金星と八白土(※五黄は中宮なので対になる星がありません)の組み合わせです。

気学の発生3(先天・後天八卦盤) - 慶喜

これは五黄土星を除く九星の定位の八卦の卦象をそれぞれ陰陽反転させた状態をペアにしたものです。

五黄を除くこのペアが、自分の裏の側面(こうありたいと思う潜在意識)ないし、自分の過去生なのかもしれません。

先に挙げた干合のペアも例えば庚(陽・金)乙(陰・木)と合でありながら五行は相剋の関係です。また干合の図を見れば、地支の相冲の図宜しく、正反対に位置する天干同士、剋し剋されながら合の関係にある。

ここに一見矛盾する「捻じれ」があり、それ場万物を生みだすパワーとなっています。一見複雑なようで、少し考察を深めてみると陰陽、生剋の二元論でこの世の中が構成されていることに行きつきます。

世の中複雑なようで実は単純であり、誰もほどけなかったゴルディオンの結び目を一刀両断したアレキサンドロス王、あるいはオッカムの剃刀的な思考を楽しんでいます。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

 

 

易照の方位予報 7月25日予報

方位予報図

予報詳報

北…☀

生門(土)が坎宮(水)を剋します。一方で門は日辰と比和し、吉星の太乙が巡るので吉方位です。お出かけした場合の方位事象、方位地支が妻財を帯びるので金運面が好調でしょう。妻財は日辰から剋を受けるので、お買い物は値引き交渉が奏功。あるいはほしかった物がちょうどセールでお買い得価格になっていそうです。九星は四緑木星が巡るので交友関係も好調。カップルでのお出かけは会話も弾み楽しいひと時を過ごせるでしょう。この方位での飲食は大きく運氣を回復させますので、積極的に利用したい吉方位です。健康面は大きな心配はありません。

北東…☂️

傷門(木)が艮宮(土)を剋します。宮は日辰と比和するので門からの剋は相殺されますが暗剣殺巡る為凶方位となります。お出かけした場合の方位事象、金運面、交際運が低迷します。金運は方位地支丑が兄弟を帯び月破重なるので、お買い物は不良品、粗悪品をつかまされそうです。寅が官鬼を帯びるので、子どもがお店の物を壊して弁償する羽目になったりしそうです。その他忘れ物、落とし物に注意。交際面では意見の衝突、つまらない事での口論が発生しやすいです。健康面では胃腸を傷めそう。消化不良、ストレスからの胃痛など

東…☂️

杜門(木)が震宮(木)で比和旺相で凶方位です。お出かけした場合の方位事象、方位地支官鬼を帯び回座九星は六白金星が巡るので、交通事故に注意しましょう。その他金運面がよくありません。盗難や詐欺といった犯罪に巻き込まれやすいです。交際面では方位地支の官鬼が兄弟の日辰から生を受けるので、口論、対立生じやすいです。氣分にムラがあり、受け答えが曖昧なことが発端で喧嘩に成り易いです。カップルは特に注意。健康面、頭痛、めまい、頭のケガ等

南東…☂️

景門(火)が巽宮(木)から生を受けますが、日破が重なる為凶方位です。お出かけした場合の方位事象、交際運が低迷します。方位地支の辰兄弟を帯び、同じ兄弟の日辰から冲を受けるは、友人同士の喧嘩の仲裁に入ったところ逆に巻き込まれたり、誤解されて人間関係が悪化。九星は七赤金星巡り舌禍の暗示。カップルは特に注意。売り言葉に買い言葉、火性が強いのですぐに炎上します。健康面、食たり、口周りに怪我、大声を上げて喉を傷めそうです

南…☂️

死門(土)が離宮(火)より生を受け、門は日辰と比和。お出かけには不吉な凶方位です。方位事象は人間関係での悩みをかかえます。方位地支は父母を帯び九星は三碧木星でこの方位も舌禍の暗示。特にカップルはこの方位のお出かけは避けましょう。健康面、特に女性はヒステリーに注意。そのほか熱中症、埃っぽい所では喉を傷めたり、呼吸器に障害が出ます。ぜんそくの疾患がある人は発作を起こしやすい

南西…☂️

驚門(金)が坤宮(土)より生を受けます。宮が日辰と比和シテ旺相なうえ、五黄殺が重なる為凶方位です。お出かけした場合の方位事象、金運が低迷します。方位地支は子孫の申が空亡するのでお出かけした先のお店が臨時休業、欲しい物は完売して手に入れられず。当てが外れて何も手に入れられず、何もできずといった閉塞感が漂いそうです。ご家族でお出かけの場合は夫婦間で対立が生じやすいです。健康面ではストレスを貯めて胃腸を傷めたり、水や飲料でおなかを下しそうです

西…🌤

開門(金)がだきゅで比和旺相です。日辰から門は生を受け上々の吉方位です。お出かけした場合の方位事象、方位地支が子孫を帯び日辰から生を受けるので、諸事想定外のラッキーに遭遇しそうな吉方位です。特に兌宮(金)に子孫が巡るは飲食に大いに吉事あり。金運も良いでしょう。九星は一白水星で何kたらしいことを始めるにも吉。唯い方位地支が空亡するので若干当てが外れたり、空回りすることがあるかもしれません。健康面、大きな崩れはありませんが、暴飲暴食の暗示があります

北西…☀

休門(水)が乾宮(金)より生を受けます。日辰波紋を剋す関係にありますが、宮への生を優先するため門への剋の作用はなくなります。日辰より強められた宮が休門(水)を生じるので上々の吉方位です。お出かけした場合の方位事象、金運、交際運が好調です。お買い物では自分へのご褒美、少し良い物、高級なもの、服であれば少し華やかなものを選ぶと運氣が上昇します。方位地支の戌(土)が「兄弟」を帯びて日併するので、友人とのお出かけは終始リラックス、明るく華やかなひと時を楽しめて心身ともに良い休日を楽しめそうです。健康面は大きな崩れはありません

凶方位への処方箋

警戒方位…北東、東、南東、南、南西

吉方位が西北に集中するために効果的な方位除けができません。ただし吉方位は度の方位紋吉運氣が強いので、凶方位へのお出かけの場合は、必ず前後にこの方位にお出かけして運気の回復を。

特に南は凶意が強いので直接向かわずに、一度吉方位で吉運氣を取り込んで、吉刻を利用して現地に移動してください。

 

 

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

25日注意本命星は、二黒土星です(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

二黒土星…本命星は艮宮(土)で定位対冲、暗剣殺をかかえます。月建及び日辰と比和するので大きな運氣の低迷はありませんが、何かとストレスを抱えやすい一日となります。自らの過失というよりも、周囲のトラブルに巻き込まれやすいので、なるべく独りで過ごす時間を確保してゆったりと過ごしてください

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します

 

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、寅刻、辰巳刻、亥刻です。

凶方位へのお出かけは辰巳の午前中を利用しましょう。

氣學・日盤及び時盤では、寅刻、亥刻の南東、辰刻の北東および南西、凶煞重なる為ご注意ください。

それでは25日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます。

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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