「百姓」
私ではなく妻の自己紹介のキャッチフレーズに「百姓を超える二百姓になる」…があり、常々共感しています。昔の人は、農業から道具の修繕まで大概こなせたし、その中でも「籠を編む」「鍛冶仕事」「水路の補修」「屋根の茅葺」…のように、各村々に特定の分野の名人がいたものです。
今こそ、専門分野に特化し、なにか不具合があるとそういった専門業者にお任せすれば事足りるのですが、一切合切を業者に丸投げせず、自分でできることは極力自分でこなし、自分では解決できないことは専門家にお任せする…という線引きを明確にすることで、ずいぶんと人生が豊かになると思います。
草刈りの作業で履いている靴が壊れました。もともとは皮革製の登山靴で、丈夫なものですが経年の劣化で靴底がはがれてしまいました。接着剤でくっつけるという簡易的な方法で対処も考えられましたが、酷使する環境下では耐久性が全くありません。
そんなわけで、構造を理解し針糸で修繕することとしました。分厚い靴底に針とタコ糸を通していくのですから、先に千枚通しで穴をあけ、そこに針を通すという大変な作業で、力加減を誤って針で指をさすなどのアクシデントもありましたが、一時間も試行誤を繰り返していると、それなりにコツをつかめ、何とか物になりました。
おそらくは、昔の村落の人々もこんな感じで困難に対処していたのだと思います。それでも解決できないこと、これが使えないと明日からの農作業等に支障をきたすような時、集落の名人にお願いをしていたのでしょう。そんな中、貨幣経済が日本の末端までいきわたっていなかった時代においては、そういった以来の返礼は作業で返したり、収穫物で融通したりしていたのだと思います。
貨幣は具体的にモノや作業内容に明確に価値基準を設け、確かに公平性を増す一方で、やはり人と人の関係を希薄化させてしまう負の側面があります。
最近、近所では古民家や自宅の一角を改装して「小商い」を営んだり、それぞれが営む小商店に、生産者が製品や商品を持ち寄って小さな「市場（マルシェ）」的な空間が出来上がっていたり、あるいは商品を持ち寄ることで、そこでお互いの商品を購入しあったり、あるいは物々交換していたりというコミュニケーションを目の当たりにしますと、近い将来、また昔のような小規模のコミュニティーが復活して、そのコミュニ―ティー内でモノや技術の循環がなされる…そんな予感を抱いています。
小国寡民
好きな老子の一節ですが、明治維新以降、今までは「経済成長」「国威発揚」…という拡大志向、外へ外へ…という発する作用が、昨今、明らか内向きにその方向性が変化していると思います。
旧態然の「経済的論理」に基づけば、これは明らかに国力減退の「衰退」ですが、そもそも、特にこの日本において「国家意識」というものが形成されたのは150年前の明治維新以降です。
それまではお互いが「あなたのお郷（くに）は？」などという言葉がある通り、「郷＝里=国」という意識でありましたから、老子の言うところの「小国」の集合体が日本という国體であり、その中心にご皇室が権威としてゆるやかにつなぎとめる…そんな感じが日本のあるべき姿だと思います。
高齢化、地方の衰退…などと暗い話題の多い中、自宅周辺では若手の農家の活躍、都心の有名飲食店店の移転、チェーン店に依存しない小さな家族経営の小商店が新規にオープンしています。確かに旧態然の古商店は次々に店を閉じていますが、その空き店舗を穴埋めするように、新しい業態が芽吹いているところを見ると、「百姓コミュニティー」が復活しつつあることを実感しますし、もとより手先が器用な国民性ですから、未曽有の困難にも「何とかしてしまう」のだと、ある意味楽観視しています。
日本という国が、「君臣一体」「一致団結」のようなスローガンのもとに、進む方向性を誤ってから、まだ70年ほどしかたっていないのです
易照の方位予報 5月20日予報
方位予報図
予報詳報
北…🌂
杜門(木)坎宮(水)に巡り、宮より生を受けます。一方で日辰からの作用はなく吉星の太陰巡るので若干凶意減少の注意方位です。方位事象、金運に難あり。商売や営業では交渉相手が優柔不断で決断を下してくれない。あるいは、自身が決断を下せない面に遭遇しそう。方位地支も「妻財」が剋を受け、お買い物、飲食に凶。健康面では胃腸の消化不良
北東…☂️
景門(火)が巡りますが、宮、日辰からの作用なく、氣學凶煞暗剣殺が巡り凶方位となります。方位事象、友人や親類、家族間で口論やもめ事発生の暗示。小さなことも、炎上しそうな暗示で、夫婦やカップルでのこの方位へのお出かけは凶。友人、知人との会食、お茶なども、些細なことで不快を感じたりもめそうです。健康面、ストレスからの暴飲暴食の暗示有。胃腸の炎症が心配です
東…☂️
死門(土)が震宮(木)より木・剋土の剋を受けます。一方で辰日に比和するため、門の脅威は旺相で良くありません。方位事象気が緩んでの事故、ケガなどの多い方位。方位地支官鬼を帯び、九星は六白金星を帯びるので交通事故を起こしやすいです。その他、仕事面でもミスや障害多くうまく物事が進捗を観ない。健康面、片頭痛やめまい。精神的な疾患
南東…☂️
驚門(金)が震宮(木)に巡ります。宮からの作用はありませんが、門は日辰から生を受けます。方位事象、友人との金銭や、言葉の行き違いから生じるトラブルに注意。方位地支、辰は「兄弟」を帯び日併するので友人間のもめ事に巻き込まれたり、間に立たされたりします。健康面、ストレスから過呼吸になったり、呼吸が速くなりパニック障害を起こしそう。また、慣れないものを食べると、おなかの調子が悪くなるでしょう
南…⛅
開門(金)が離宮(火)より剋を受けます。ただし門は日辰からは生を受けまずまずの吉方位です。方位事象、この方位に出かけると良いニュースがもたらされたり、一方で良いニュースがこの方位からもたらされます。頭脳明晰になるので試験や、技芸上達、勉強といった方位に吉。良い氣付きを得られた、試験棟では好成績を収められます。上司や年長者からの引き立て、高評価も期待できます。健康面、熱中症、高温によるのぼせ、意識混濁
南西…☂️
門は休門(水)と吉方位も、五黄殺巡る凶方位です。方位事象、心落ち着かずミスを犯しやすい。計画していたことも目論見ハズレます。仕事面ではミスが多く、上司や先輩、同僚から叱責を受けます。夫婦間ではし好品や、趣味、娯楽費などをめぐって衝突が起きそうです。健康面、食あたり。胃痛
西…⛅️
生門(土)が兌宮(金)に回座。宮からの影響はありませんが、二審に比和して旺相です。方位事象、交友関係では飲食を辛目て接すると吉。金運がよく、商売、営業は想定外の好成績を収められる。困難、門断、トラブルはこの方位の同僚、友人、知人を頼ると吉。健康面、眼精疲労、耳鼻咽喉のアレルギー、喘息など
西北…☂️
傷門(木)が乾宮より剋を受けます。日辰からの作用もありませんが、日破巡るため凶方位です。方位事象、友人や女性であれば夫と喧嘩が勃発しそう。方位地支は戌(土)、亥(水)、いずれも空亡するので、友人との約束を反故にされたり。約束を破られたり、楽しみにしていた予定が急にキャンセルになったりします。金う面では、高価な物、高級品に目移りしてつい衝動買いをして散財する暗示有
凶報への処方箋
警戒方位…北東、南西、北西
南西は南（⛅）に方位除けすると、Sの五の現地入りが西（⛅）で効果的です。一方でそのほかの北東、北西は吉方位が少ない日ですので、適当な方位除けができません。吉刻の出発と短時間での滞在を心掛けましょう
注意方位…東
この方位も適当な方位除けができません。吉刻の出発と短時間での滞在を心掛けましょう
氣學・本命星日運
20日注意の本命星は大きな崩れはありません。暗剣殺と破が巡る二黒土星と九紫火星は少しトラブルが多い一日なりそうです
出発吉刻
出発に適した吉刻は、辰巳刻、申酉刻、亥刻です。
このうち氣學、日盤と時盤凶煞は、寅刻の北東、南西、巳刻の西北、申刻の北東、亥刻の西北は日盤、時盤尾凶煞重なる凶方位です。
それでは、20日が皆様にとり最幸の一日となりますように！
本日もご覧いただきありがとうございます。
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