氣學の「本命殺」と「本命的殺」について 易照の方位予報 8月7日予報

方位予報
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氣學の「本命殺」と「本命的殺」について

九星気学の凶煞には、「五黄殺」「暗剣殺」「破」がありますが、それ以外にも「本命殺」に「本命的殺」があります。

これは盤に自分の本命星が巡る方位が「本命殺」と、その正反対の方位が「本命的殺」となるわけですが、氣學を知らないで方位予報をご覧になっている方にとっては「?」だと思います。例えば下の図では本命星が「八白土星」に人は、五黄中宮の時は北東に八白土星が回座するので「本命殺」正反対の南西が「本命的殺」となります。

本命星ごとのパーソナルな凶煞になりますし、これを考慮すると金函玉鏡では八方位50%の確率で凶方位となる所、氣學の五黄殺、暗剣殺、破を重ねると吉方位がさらに狭まります。ここに本命殺に的殺を加味すると、それこそ日々八方ふさがりで、どこにもお出かけできなくなります。

実際に本命殺及び的殺を考慮したうえで検証を重ね、また氣學の知識がある方の体験談をまとめましても、本命殺。的殺の凶意が具体的に○×の作用である…というような事例が上がってこず,まとまりません。

少々飛躍した論理ですが、「本命殺」も「本命的殺」も暦の効果を考慮せずに、純粋に氣學のみの考慮をもって断じた所、そこに事象と合わない凶作用が出てきて、そこを便宜的に「本命殺」「本命的殺」と充てたという、実は過去の誤謬がそのまま伝えられているのではないか?という仮定及び…例によって「畑でチャネリング」です。

私「本命殺も的殺も過去の占例の誤りを引きずっているのではありませんか?」

ハイヤセルフ「…」

草を刈っていた箇所は水路周りでしたが、背の高い草と、水路上に根を伸ばしていた草の繁茂が激しくなり、刈っていた方向が逆光ということもあり一時的に水路を見失いました。一歩間違えば誤って水路を踏み抜く危険な作業…これは外応です。則ちこれは誤りであると…

場合によっては「本命殺」も「本命的殺」も過去の誤謬と捨て去ってしまいたいところですがハイヤセルフからのメッセージは「それこそ曲解である」…と断じます。

ならばどういう作用だと質問したところ、一昨日挙げた「太歳=レール」というイメージを思い出しました。なるほど、月や日の作用と同様、暗剣殺や五黄殺、日破とは異なる遅効性の凶煞ということで合点がいきました。

したがって、日や月単位での「本命殺」「本命的殺」の考慮は不要でも、これが年単位、則ち結婚や進学、就職や転居といった、人生の節目となるイベントの時に考慮すべき神煞であるという一定の結論に達したわけです。

でも、自身の本命星が巡る方位は、五行的には比和ですしなぜ凶方位となるのでしょうか?

そこで氣學というものに思いを巡らせたとき、「五行易」で言う「太過」の事例に氣付きました。用神が月日から生や比和を受けて旺相のところに、用神が自ら発動して回頭の生に化したり、用神と原神が共に動いたり、用神が旺相発動している時に忌神が墓絶空亡するような時に「太過」という現象が発生します。

易経の目指す処は「中庸」ですから、強きをくじき少なきを扶けるのです。従ってダウンしている相手に更に殴り掛かるようなアンフェアな行為には、その殴り掛かる有利な方に制裁を加えるのが易の考え方です。

つまり、本命殺とは、本来旺相な本命星が、自らが回座する方位に出かけることで比和が比和を呼びいわゆる「太過」の状態にあるということではないか?「本命殺」の象意は、氣學では一般的に「自らの過失に因る凶事、主に健康問題など肉体的ダメージ」と説明されています

では一方で「本命的殺」は?というと、氣學は文字通り「氣の流れ」を扱いますので、自身の本命星の巡る反対の方位は氣を受け入れる方位となる。そこに自身が向かってしまうと、「氣の滞りができる」…これが目下の判断なります。ちなみに「本命的殺」は氣學一般的な説明では「物事が希望と反対の結末を迎える。精神的なダメージ」と説明されていいます。

太過の場合も、的殺の氣の滞りも即効性よりも遅効性の効果です。従って日盤や月盤で本命殺、的殺方位を犯しても運氣の修正が効きますし、さほど凶作用を実感できない。一方で太歳宜しく、人生の節目となるイベントの時にこの方位を犯すと。10年後、20年後といった長い時のサイクルで過去を振り返ったときに、あの時の選択が…!のように作用してくるのだと思います。

無用な混乱を避けることと、日盤に本命殺、的殺を盛り込むと収取がつかなくなるので、今後も盤に反映することはありませんが、転居、結婚、長期(3ケ月以上)にわたる転勤や出張、入学、入社…と言った節目のイベントでは、この凶煞を考慮する必要があると思います。

レールの上を走る電車同様、容易には戻ったりできない、乗り換えることができない作用…これが「本命殺」「本命的殺」といった凶煞の象意でしょう。

 

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 8月7日予報

方位予報図

 

 

予報詳報

北…☀

大吉方位。お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は父母を帯び、年長者や親から金銭的な援助やお小遣いが期待できる吉方位です。お買い物は書籍や被服にご縁があるでしょう

交際運…特に上下の関係で良い作用があります。悩み事や抱えている問題は、この方位の年長者に相談すると力になってくれそうです。吉星の青龍が巡るので飲食を伴うとなおよいでしょう

仕事・功名・勝負運…九紫火星が巡る方位で頭の回転が良く直感が冴えます。試験や面札といった内容でこの方位を使うと、実力以上のパフォーマンスを発揮。営業や商売も年長者の引き立て、顧客の紹介などを得られやすく順調でしょう

健康運…大きな崩れは心配ありません

北東…☀

大吉方位。お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は父母を帯び、年長者や親から金銭的な援助やお小遣いが期待できる吉方位です。お買い物は書籍や被服にご縁があるでしょう

交際運…徳の上下の関係で良い作用があります。悩み事や抱えている問題は、この方位の年長者に相談すると力になってくれそうです。吉星の青龍が巡るので飲食を伴うとなおよいでしょう

仕事・功名・勝負運…問題ありません。大きなプロジェクトなどは同僚や上司の後押し、協力を得られます。話術が冴え交渉事も自分のペースで進められそうです。

健康運…大きな崩れは心配ありません

東…☂️

凶方位。お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支が兄弟を帯びるので低迷します。交友関係から借財の申し入れがあったり、忘れていた支払いの請求がありそうです。

交際運…大きなトラブルには至りませんが、九星は二黒土星で盛り上がりに欠けて単調でしょう。お出かけ先の通信トラブルにご注意ください。待ち合わせ場所での行き違い、勘違いや遅刻といった事象が発生しそうです

仕事・功名・勝負運…大きな収穫、収益は望めません、仕事面ではライバルがより好条件を提示するなどの干渉を受けそうです。試験やスポーツの試合では、つまらないミスを犯して失敗しそうです。

健康運…突然の胃痛、腹痛、消化不良に悩まされそう

南東…☔️

大凶方位(死門と暗剣殺、日破同会)お出かけした場合の方位事象… 

金運…凶。うっかりして財布や貴重品の紛失や忘れ物多くトラブルが多発します。勧誘や宣伝に乗ると大きな損失を被る方位。甘い言葉にはご用心ください

交際運…特に家族でのお出かけは要注意。方位地支は子孫を帯び日辰から冲を受けるので、子どもから目を離さないように。事故や怪我、事件に巻き込まれやすいです。その他、口舌対立多く喧嘩が絶えない悪方位です

仕事・功名・勝負運…希望と結果が逆転に作用する凶方位。顧客からクレームがついたり、見通し、目論見が大きく外れて事態の収拾に奔走しそうです。

健康運…ヒステリーや神経衰弱。精神的に追い詰められるような事態が頻発するので、気が休まらないでしょう

南…⛅

吉方位。お出かけした場合の方位事象…

金運…半吉。方位地支が空亡するので、お買い物等は価格卦品質面で妥協を迫られそうです。最終的に買う関わ内卦で悩むかもしれません

交際運…誘い合ってのお出かけは楽しめる反面、意見の相違が目立ち気分に水を差すような事態が発生しやすいです。特にカップルは凶星の咸池が巡るので、口論が発生しやすいです。

仕事・功名・勝負運…吉。積み重ねてきた努力が実を結ぶ方位です。停滞していた案件は仕切り直しで再始動、進行中の案件は一区切りつくでしょう。

健康運…ウッカリ段差や階段を踏み外しての転倒に注意

南西…☔️

大凶方位(杜門旺相)お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。貴重品や財布、カードの紛失や盗難にご注意。方位地支の未(土)妻財を帯びて空亡するので、お買い物ではカード残高が不足していたり、現金が不足しそうです。

交際運…凶。夫婦やカップルは特に凶。隠し事、秘密にしていたことがきっかけで喧嘩になりそうです。その他交友関係、金銭に関わる案件でトラブルの暗示有です

仕事・功名・勝負運…杜門(木)が巡り閉塞します。取引仲介事は停滞、相手が悩んで成約に至らず。試験や面接、スポーツの試合でとっさの判断ができず、立ち往生するような面が多いでしょう。普段の能力を発揮できない悪方位です

健康運…めまいや難聴、腹下しにご注意ください

西…☂️

凶方位。お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。お出かけ先で警察の取り締まりにあって罰金反則切符を切られたりしそうです。

交際運…低迷します。特にカップルは口論の絶えない悪方位です。九星は六白金星で、氣のない受け答えが原因でもめそうです

仕事・功名・勝負運…仕事面ではクレームがついたり、条件をめぐって相手との意見の隔たりが大きそうです。方位地支官鬼を帯びるので、重大なミス、過失の懸念がありますので、交渉前にもう一度穴が無いか再確認しましょう。交渉事、強気な姿勢は相手をかたくなにさせて凶。試験や試合ではミス多く集中力を欠きます

健康運…片頭痛、めまい注意ください

北西…☂️

凶方位(暗剣殺)。お出かけした場合の方位事象…

金運…期待外れで失望したり、お買い物は欲しい物が欠品していたり、お店が臨時休業で目的を果たせなかったりします。

交際運…お出かけ先で自分自身や同伴者がケガをしたり、急に体調が悪くなったりしそうです。盛り上がっているところを水を差されて白けてしまいそう。

仕事・功名・勝負運…思いと結果が伴わず、努力が空しく思えてしまいそうです。交渉事は相手の態度が頑なでまとまらず。試験や試合は焦りが先行して実力を十分発揮できないでしょう

健康運…発熱を伴う急な体調不良や食あたり

凶方位への処方箋

警戒方位…東、南東、南西、西、北西

特に要警戒の南東(☔️)と南西(☔️)、このうち南東は北東(☀)へ方位除けが可能です。

南東及び東…北東に方位除け後、現地入りが南(⛅)となるように調整してください。特に用意が強い南東は、現地入りの時刻も吉刻の利用をお勧めします。

南西と西、北西は効果的な方位除けが難しい一日となります。北または北東の最大吉方を利用し、現地入り前に吉運氣を取り込んでから移動するか、現地での滞在後吉方位で運氣の回復を図りましょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

7日注意本命星は二黒土星と三碧木星、九紫火星です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

二黒土星…本命星は震宮に回座して宮方剋を受けます。特に宮が日辰から生を受けて旺相するので運氣が大きく低迷します。周囲から難題を持ち込まれたり、雑用の依頼多く対人関係でストレスを抱え込みやすいです。

三碧木星…本命星は巽宮(木)で比和。日辰から生を受けますが、日破と暗剣殺を抱えるのでご注意ください。諸々トラブルや目論見とはずれるような支障時が発生しやすいですが、周囲から助力、助言を得やすい一日です。困ったことは周囲に相談、一人で解決しようとせずに、周囲を巻き込むと解決も早いでしょう

九紫火星…本命星が坎宮(水)に定位対冲です。本命星は宮及びん日辰からダブルで剋を受けるので要注意日です。コミュニケーション運が低迷しますので、言動に要注意。直情的な物言いが原因で周囲と軋轢を起こして悩みをかかえそうです。また秘密事、隠し事をウッカリ自ら漏らしてしまいそうです

 

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、丑刻、辰刻、午未刻、戌亥刻です。凶方位は辰刻または正午以降のお出かけが良いでしょう

氣學・日盤及び時盤では、辰刻の北西、午刻の南東及び北西、戌亥刻の南東に凶煞が重なりますので、ご注意ください。

それでは7日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています

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