「五行易」占例 雨の行方(道具を使わない立占例) 

五行易占例
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「五行易」占例 雨の行方(道具を使わない立占例) 

草刈りをしていたらパラパラと雨が降ってきました。空を見上げると、南東よりもくもく雲が垂れ込め、本降りになるかもしれません。

 

あまり雨が強くなるようでしたら作業を中断し引き上げようかと思いましたが、できれば片づけてしまいたい現場の進捗状況です。

こういう時、当然手元に占具はありませんし、作業の手をとめてコインで占う事も難しいです。そこで作業を行いながら卦を立ててみます。

頭の中で「雨の行方は?」と念じ、最初に感じたり気付いたものを卦に採用して卦象を立てます。

占的を念じた直後に、少し強い風が吹きました。風は「巽」でありこれを上卦とします。

次に今行っている草刈りの作業に意識が向き、刈っている草に目が行きました。草の五行は「木」であり、「巽」と「震」の二種類ありますが、草に近いのは「震」です。

これで「風雷益」という卦象となります。これを本卦とします。

之卦を求めます。この時に草刈り機の刃が石に当り甲高い金属音が響きました。石の五行は「土」ですが、石に近いのは「艮」で、これを上卦とします。

再び意識が草刈りに向いたので下卦はこのまま「震」を採用します。卦象は「山雷頥」です。これで納甲していきます。

卦象

用神は降っている雨で「父母」を採用します。初爻の子(水)です。月建の申(金)から金・生水の生を受ける月生ですが、日辰からの作用はありません

原神となる官鬼の酉(金)は三爻の下に伏神しています。ただし飛神の辰は空亡のため伏神の酉は提抜されます。

忌神は静爻ですが卦中唯一発動する子孫の巳(火)が仇神を帯びます。子孫は官鬼を剋しますので、提抜された伏神の官鬼酉(金)は仇神の剋を受けつぶされます。

占断

仇神の巳(火)の発動で原神がつぶされることから、振っている雨は長続きしない。天氣戦において子孫は晴天を意味するので、ほどなく雨はやみ日が差してくるであろうと判断し、作業を続行しました。

結果

少し強くなり、周囲で農作業していた人が合羽に着替える中しばらく作業を続けていましたがほどなく雨はやみ、雲が切れ始めました。雲の間より日がさして、雨上がりの圃場は蒸し暑くなりました。

 

雨が降り始めたのは9時ごろです。辰刻から巳刻に遷るころと重なります。空亡の辰が辰刻に値し応じ、原神の酉(金)を封じていましたが、巳刻に遷るにあたり再び空亡状態となったため、原神の扶けを得て雨となったのでしょう。

一方で時刻は巳刻で10時ごろには雨が上がり日がさし始めましたので、発動する巳(火)が巳刻に値して旺となり原神を潰します。その結果として雨が上がったのです。

 

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