占例 故人交信

五行易占例
Pocket

占的「故人からのメッセージ」

立卦及び卦象

本卦「沢地萃」之卦「地火明夷」を得ました

本卦集まる、ここからお彼岸も近かったので親族が集まって故人を偲んだ様子でしょうか?

之卦は真夜中の卦、ご相談者に故人が出てくる夢をご覧になられましたか?とお聞きすると、特にそのような事はないとのご返答。

ここより用神は「官鬼」ではなく「父母」と判断しました。

はたして父母は初爻と上爻に再現しています。

世爻が二爻、早くにお父様を亡くされていますから、世爻から最も遠い上爻はお父様。世爻傍爻の初爻がお母様と判断し、上爻付帯の勾陳の性情をお父様のご性格に当てはめてお聞きすると一致。

やはり初爻の父母はお母様です。

初爻、上爻共に卦身がつきますから、親子の絆は深く親子仲は良好でしょう。そして初爻の未(土)が妻財の卯(木)を化出、また三爻の亥(水)が発動して亥卯未(木局三合)を形成します。

三合旺支は卯(木)、これが世爻の巳(火)の原神として作用しますから亡くなったお母様が、娘様を背中からそっと押しているイメージ。

相談者に

「お母様は、あなたにこれまでの介護、介添を感謝していますよ。そして初爻の未(土)が妻財に変化。今度はあなたが幸せになってほしい、自分の幸せを追求してほしいと思っているようです。父母が変化する妻財は男性から見た女性。お母様は、あなたの幸せ、ご結婚を願っています。」

そんなメッセージをお伝え出来たこと、自分自身も嬉しく思いましたし、涙腺が緩んで目頭を抑えていた相談者のお姿、そのお氣持ちに寄り添えたこと、自身も共感して少し涙腺が緩んでしまいました。

吉凶占断だけが全てでは無い。五行易の可能性を感じた味わい深い得卦でした。

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました