易経「繋辞下伝」を読み解く⑤ 易照の方位予報 11月21日予報

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易経「繋辞下伝」を読み解く⑤

古者(いにしえ)包犠(ふっき)氏の天下に王たるや、仰(あお)いでは象を天に観(み)、俯(ふ)しては法を地に観、鳥獣の文(ぶん)と地の宜(ぎ)を観、近くはこれを身に取り、遠くはこれを物に取る。ここにおいて始めて八卦(はっか)を作り、もって神明(しんめい)の徳を通じ、もって万物の情を類す。(繋辞下伝第2章第1節)

第2章は伏羲を始め、神農、黄帝、堯、舜、禹の古の聖人を引き合いに、周易に至るまでの易経の各卦象の成り立ちを、具体的に卦象を例として引き合いにしながら詳説します。

「 古者(いにしえ)包犠(ふっき)氏の天下に王たるや、仰(あお)いでは象を天に観(み)、俯(ふ)しては法を地に観、鳥獣の文(ぶん)と地の宜(ぎ)を観、近くはこれを身に取り、遠くはこれを物に取る。 」

「古の聖人である伏羲氏が天下の王として君臨されていた時、天を仰ぎ見てその気象や日月、星々の運行、自然現象を観察し、その視点を大地に移しては、山川草木の生の営みと四季の巡りをつぶさに観察し、鳥や獣が住まう森や草原、大自然が織りなす美しい生の営みと、その土地、その場所に応じた万物の固有の発展のありさまを観察し、これを時には自らの人体に、時には遠くに見える山や稲光等の事象や現象を以て、その“象=形”を想像した。」

易経の八卦を作った伏羲は一説によると古事記の“大国主命”と言われています。一方で、高天原で天照大神とともに“うけひ(うけい)”をして地に戻り“根の堅州国”に赴いた素戔嗚尊に近いとも思えます。

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“根の堅州国”で素戔嗚尊は、人間がこの地球で生きていくためのあらゆる技術や道具、知識を考案、研究しこれを伝えたとされています。

後刻、大国主命は自らが納める“葦原の中つ国”の国造りのために、素戔嗚尊の元を訪れ、その知識や技術を直接学び、修行を積まれたと古事記には記されています。

おそらく素戔嗚尊の考案した知識や技術、大国主命が継承したこれらの物は、伏羲が考案した八卦と同じような物であったと思います。

天の日月や星々の運行を見て時を知り、大地の生の営みから四季を感じ、また山川草木、鳥獣の様子を観察し、その益と実害を研究し、それを人間の生活のために知識として伝える。

文字というものがまだ発明されていない時代に、どのようにこれを伝えるか?

当初は有名なラスコーの壁画のように絵で伝えていたのかもしれません。しかし、伝えるべき情報や技術が複雑になるにつれ、それらを全て絵によって伝えるには煩雑に過ぎます。

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そこで、そういった万物や事象を象徴的に表現する「象=形」を考案したのです。これが伏羲の伝える所の「八卦」です。ゆえにこの節続く句にてこれを詳説します。

「 ここにおいて始めて八卦(はっか)を作り、もって神明(しんめい)の徳を通じ、もって万物の情を類す 」

「ここに至って伏羲氏は“八卦”を考案し、これを以て“乾(天)・坤(地)・坎(水)・離(火)・震(雷)・巽(風)・艮(山)・兌(河)”の気象や地勢を、またそれぞれの八卦が帯びる性情“健(乾)・順(坤)・陥(水)・麗(火)・動(震)・入(巽)・止(山)・説(兌)”の帯びる象意を考察・分類されたのである。」

この句の「神明」は繋辞上伝でも読み解いてきた通り、神の所業や明知といった意味よりも、「陰陽の明白かつ明確な作用」と解釈するとより理解が進むところです。

すでに何度も取り上げてきた太極より陰陽生じ(両儀)、両儀より四象生じ、四象より八卦生じる易経発展生成の段階です。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 11月21位日予報

方位予報図

予報詳報

北🌤

吉方位(開門・太乙同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は子孫を帯び好調です。お買い物は、買回り品や日用使いの物にお買い得品やお得なセール品がありそうな方位です。九星は二黒土星が巡るので、ギャンブルは楽しむ程度にとどめましょう

交際運…吉。お悩み事の相談に吉。交友筋から親身になっての援助や助力を得られたり、心から安堵と自信が持てるヒントや解決策を閃いたりします。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、日ごろの努力が報われたり、部下の活躍で大きな成果を上げられそうです。交渉事、相手に寄り添い、話を聞く素直な態度が信用されて成約を見そうです。勝負事、奇策機種に頼らず正攻法でじっくりと臨むと有利に働きます

健康…大きく崩れませんが、過食の暗示があります。消化器系のトラブルに注意

北東☂️

凶方位(驚門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は妻財が日辰から剋を受け父母と同会します。交友筋からのお誘いが多い方位です。お買い物は、知人や店員がすすめるがままに、分不相応な高級品やブランド品を衝動買いしそう。ギャンブルは勘が回数を重ねると、のめり込んで引っ込みがつかなくなります。

交際運…凶。言葉の行き違いや誤解の多い凶方位です。感情的な物言いや過剰な反応で相手と対立しそうな方位です。上下の人間関係においては言葉遣いに注意しましょう。交友筋から金銭的な相談事を持ち掛けられそうな方位です。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、上司への報告ミスや伝達ミスをとがめられそうです。交渉事、書類や契約内容の条件などに誤りがあり、滞りそう。また、相手から譲歩を迫られたり、妥協を強要されることがありそうです。勝負事、スタンドプレーに走り、周囲から孤立しそうです。

健康…手足の捻挫、関節や腰回りの炎症

東☂️

凶方位(死門・日破同会)お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は官鬼と妻財を帯び日辰から剋冲を受けます。架空の儲け話や投資などの取り込み詐欺や貴重品の盗難などにご注意ください。九星は四緑木星が巡り、決断に迷う傾向が強くなります。宣伝や勧誘などを拒めず、お買い物はキャッチセールスや宣伝に乗せられて、衝動買いに走りやすい方位。ギャンブルも、勘が空回りして、負けを取り返そうと躍起になっては、負けを重ねて大敗する凶方位です。

交際運…凶。舌禍対立の凶方位。相手の話を聞いていなかったり、軽率な物言いで相手を傷つけてしまう場面がありそうです。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、物事を甘く見て軽率な判断からミス、取引先からクレームがついたり、上司の信用を失いそうです。交渉事、書類や条件をめぐる事項に重大な誤りや見落としがあり、相手からクレームがついたりしそうです。勝負事、決断力に欠けて絶好のチャンスを逃してしまいそうです

健康…過食の暗示があります。胃腸のトラブルに注意

南東☁

吉凶半々方位(景門旺相・五黄殺同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉凶半々。方位地支は父母と官鬼が同会。金銭に関わる犯罪や貴重品の盗難が多い方位です。お買い物では巧みな勧誘に丸め込まれたり、店員の巧みなセールストークに惑わされて、無駄遣い多い方位です。ギャンブルは勝ったり負けたり。欲をかいて勝ち分を吐き出してしまいそう。

交際運…凶。口論の絶えない凶方位。感情的な物言いが相手とのもめ事を生じます。お互いに誤解や疑念の気持ちが強く、相手を信用できません

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、慎重さや集中力を欠いてケアレスミスが多いでしょう。交渉事、相手の歩み寄りや妥協の背景に何か事情がありそうです。慎重に判断しましょう。勝負事、いいところなく、攻守ともに不調。味方のミスから一転して苦境に立たされそう。

健康…喘息の発作、過呼吸等。くしゃみや咳が止まらなくなる。風邪をひきやすい方位です

南🌂

小凶方位(杜門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は官鬼で、貴重品の紛失や盗難にご用心。お買い物、高級品やブランド品に目移りして、冷静な判断ができません。思わずの衝動買いをして後悔しそう。ギャンブルは勝ったり負けたりの繰り返し。トータル的には赤字で着地しそうです

交際運…凶。相手の嘘を疑ったり、信頼していた人から裏切られるような場面がありそうな凶方位です。感情的になりやすい方位で、つい口調が荒くなってしまう方位です。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事では、取引先から思わぬクレームがついたり、大切な書類等を紛失して探し物に時間を取られそう。交渉事、相手の歩み寄りや話に、何か裏の事情がありそうです。結論を急がず慎重に判断しましょう。勝負事、攻守ともに精彩を欠いていい所がありません。接戦を強いられそうです

健康…目に異物が入ったり、耳鳴りや突発的な難聴に悩まされそう

南西☁

吉凶半々方位(傷門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は父母と兄弟が同会します。お付き合いでの出費が増えそうです。ギャンブルは九星・三碧木星がめぐり、調子に乗りやすく掛け金も上昇傾向です。手を出さない方が無難です。お買い物は、さがしていたものや、欲しい物が見つかっても予算オーバー。現金が足りなかったりカード残高が不足しそうです。

交際運…凶。言葉遣いが軽率になったり、不用意な発言が騒動を引き起こしそうです。言った言わないの誤解から口論が生じやすいです。特に夫婦やカップルはお出かけに注意な方位。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事では、同僚や上司からの依頼事や雑用多く、自身の職務に集中できないでしょう。交渉事、ライバルの条件提示に相手が翻意しそうです。相手から妥協や譲歩を迫られる場面がありそうです。勝負事、攻守ともに単調な一方調子で、相手に手を読まれて苦戦しそうです

健康…精神的に不安定です。何でもないことに傷ついて感傷的になったり、ヒステリーを興したりしそう

西🌤

吉方位(生門・太陰同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は兄弟が日併します。交友筋から思わぬサプライズのプレゼントがあったり。お買い物では、友人知人の伝手で限定品を入手できそうです。ギャンブルは勘も冴えて一山当てそうです

交際運…吉。お悩み相談に好方位。交友筋から親身になっての援助や助力を得られたりしそう。こじれた人間関係の修復にも良い方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事では、同僚と協力して成果を上げられたり、リーダーシップを発揮できそうな方位です。交渉事、相手から歩み寄りがあり停滞していた案件が、まとまる方向に向けて動き出しそうです。勝負事、奇襲や作戦にこだわらず正攻法でじっくり臨むと有利に立てそうです

健康…大きく崩れませんが、血行障害で関節や腰に違和感や痛みを感じることがありそうです。

北西☁

吉凶半々方位(休門旺相・暗剣殺同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は父母と子孫が同会します。お買い物は、さがしていたものや、欲しい物が見つかっても予算オーバー。現金が足りなかったりカード残高が不足しそうです。九星は七赤金星が巡って物欲が強くなるので、借金してでも欲しくなる傾向にあるので、自制しましょう。ギャンブルは、回数を重ねてのめり込んで自滅しそう。

交際運…やや凶。相手の話を聞いていなかったり、思い違い、聞き違いからのコミュニケーショントラブルにご注意ください。上下の人間関係においては言葉遣いに注意しましょう。

仕事、交渉、勝負運…吉凶半々。仕事では、部下の過失に連帯責任を問われたり、上司への報告や伝達を怠ってトラブルに発展しそうです。交渉事、相手の歩み寄りや態度の軟化には、何か事情がありそうです。安易に妥協せず、慎重に判断しましょう。勝負事、相手の奇策や作戦に翻弄されて苦戦する場面がありそうです。

健康…口周りの火傷、怪我、歯痛や歯槽膿漏等

 

凶方位への処方箋

警戒方位…北東☂️、東☂️

吉方位は北と西に限定されて、効果的な方位除けが難しい一日となります。

凶方位へは直接向かわずに、吉方位で吉運氣を取り込んでから、吉刻を利用して移動するとよいでしょう。また現地での滞在は短めに、用事を済ませたら現地から北又は西の吉方位に移動するご予定をご検討ください。

 

注意方位…南🌂

効果的な方位除けが難しいほういです。吉刻を利用して現地に移動するとよいでしょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

 

氣學・本命星日運

21日注意本命星は、一白水星、四緑木星、七赤金星です。(お出かけの有無に関わらず凶事発生しやすい一日となります)

一白水星…本命星は離宮(火)に定位対冲です。運氣が不安定となる衰運日です。体調面で不安を抱えやすい一日です。急に寒気を覚えたり、おなかを下すといった場面がありそうです。特に飲食はご注意ください。

四緑木星…本命星は震宮(木)に比和しますが日破が重なります。金運がやや低迷。貴重品の紛失や忘れ物、または破損にご注意ください。

七赤金星…本命星は乾宮(金)に比和しますが、暗剣殺をかかえる注意日です。コミュニケーショントラブルにご注意。日ごろは許されるような軽い物言いが、周囲から反発を買いそうです。

九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します

 

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、寅卯刻(卯刻大吉)、午刻、申刻です。凶方位へは早朝六時前後の出発か正午前後の出発が良いでしょう。

氣學・日盤及び時盤では、卯刻の南東と北西に凶煞重なります。

同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

 

 

それでは21日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
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