隙間を意識するもの 易照の方位予報 6月10日予報

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隙間を意識するもの

復は亨る。出入、疾无く。朋來りて咎无し。其の道に反復し、七日にして來り復る。往 く攸有るに利し (易経 地雷復 卦辞)

微妙な萌しのあらわれている情態が、この地雷復
の卦である。地雷復の卦になったからといって、すぐに陽気が盛んになるのではない。一陽来復の冬至の後に、冬至よりも一層寒い小寒大寒が来るのである。しかし冬至より以来、陽気は徐々にかつ確実に盛んになり、遠からずして春の暖かい季節になるのである。 (公田連太郎『易経講和』)

季節は21日の夏至に向かって、陽氣が上りに上る季節です。夏至を全陽の卦「乾為天」に捉えれば、今は最後の一陰の氣を押し出す「沢天夬」という時期にあたります。

夏至という日は、1年365日の中の1日に過ぎず、これを易経の乾為天に当てはめるのであれば、夏至当日の正午が乾為天にあたります。ですから厳密にいえば夏至当日の午前11時59分59秒に至るまでは、沢天夬の時に当り、最後の最後まで、1%あるいは0.1%…のようにわずかに陰は残っています。

正午を迎えた瞬間、乾為天に至りますが、次の瞬間、陰は復活し乾為天の時は次の天風姤に至ります。

同じことは冬至においても言えます。

夏至を過ぎると陰の氣は徐々に力を回復し、12月下旬の冬至に向かって少しずつ力を増していきます。

一方で夏至と同様に、冬至という日は、1年365日の中の1日に過ぎず、これを易経の坤為地に当てはめるのであれば、冬至当日の正午が坤為地にあたります。ですから厳密にいえば冬至当日の午前11時59分59秒に至るまでは、山地剝の時に当り、最後の最後まで、1%あるいは0.1%…のようにわずかに陽は残っています。

冬至の日の正午を迎えた瞬間に坤為地に至りますが、次の瞬間、陽は復活し坤為地の時は地雷復に移行します。

「純粋」という概念を嫌うのが易経です。陰にしても陽にしてもどちらか一方に偏ることを易経は嫌います。全陽の乾為天の時、全陰の坤為地の時はあっても一瞬で崩れる、…いや崩すのが易の本質です。

というのも、夏至にせよ、冬至にせよ、その期間がそれぞれ3日も続いたならば、この地球の生態系に与える影響は深刻なものになるでしょう。

だから乾為天も坤為地も、その時を長く保つことは凶と、それぞれ上爻の爻辞は「亢龍悔い有り」「龍野に戦う」と大凶の辞を以て之を戒めます。

暦に生じる微妙なずれ

東洋占術で扱う暦は「干支暦」で、十の天干と12の地支をくみあわせて、1年360日と定義します。

しかし現実的には毎日数分、1年で数時間の狂いが生じ、4年に一度「閏年」を設けてこれを修正します。

暦という物を捉えた時、1週間を7日で区切ります。干支暦の根拠は10の天干、12の地支で360日とした時、どうして一週間を6日としなかったのでしょう?

引用の地雷復の卦辞もまた、「七日にして來り復る」と、周期を7日で換算します。

よくよく考えてみると、この「7」という数字は、暦に対して甚だ相性が悪い。

干支暦の360日に当てはめた場合、「7」以外の奇数、すなわち「1,3,5,9」は360という数字を割り切ることが出来ます。しかし7だけは割り切れません。

太陽暦の根拠とする1年365日においても、「7」はこれを割り切ることが出来ません。

ただ面白いことに、365日÷7で計算すると、その値は52.1428…であり、四捨五入すると「52」、これをカバラ数秘術的に換算すると、「52=5+2」で「7」と帰納します。

このあたりに暦に隠されたロジックを感じ取ることが出来ます。

人間とは”隙間を意識する者”

タイトルを回収すると、こんな仮説の結論に至ります。

植物の種子、あるいは冬眠中の動物が活動を始めるタイミングは、日照時間にあるといわれています。或いは日照によって得られる積算温度で活動のタイミングを測っているのかもしれません。

そう考えると人間を除く動植物は、その瞬間瞬間を切り取って結論を導いており、時の概念に対してそれを長期的に意識する「間」がありません。

そしてこの「間」という概念に焦点を当てた時、人間以外に、この「間」を認識し活かす存在はこの地球上では存在しません。

易経の概念から言えば、天地の”間”に”人”がいるから「人間」なのであり、空間を認識し、あるいは時の流れを立体的にとらえることができるのも「人間」だけですから、だから人間は時を「時間」として認識するのです。

易経の変化の兆しは、常に地雷復、天風姤のように微かな兆し、微細な変化に現れます。

暦が一年365日、あるいは360日で構成され、一週間は7日でとするという暦上と現実の時間の経過のずれ、その変化の中に微かな隙間が生じ、そこに易経で言う「陰陽の交雑」が生じています。

一年が366日、あるいは360日で、1週間が6日であったなら割り切れてしまい、「0」で次の変化を促せません。

この”隙間”こそがあらゆる変化の発端であり、目に見えていないところで、実はドラスティックな変化の兆しは現れている。

その微細な変化こそが、その後に続くその後の大きな変化の原因であり、つまるところ、その微差の変化、タイトルに即して言うのであれば、「隙間」に気付けるか、見過ごしてしまうのか?ここに「開運」のヒントが隠されていそうです。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 6月10日予報

方位予報図

予報詳報

北…☁

吉凶半々方(驚門休囚・日破)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は子孫を帯び三碧木星が同会します。子孫は官鬼の日辰から冲を受けるので、金銭に関わる投資への勧誘、キャッチセールスに引っかからないようにご注意ください。お買い物は、気が大きくなって散財しやすいです。ギャンブルは番狂わせが多く、出入りが激しいでしょう。

交際運…方位地支の子孫が官鬼の日辰から冲を受けるので、家族で出かける場合、子どもの急な体調不良、ケガなどに注意しましょう。交友知人間では、交わした約束が相手都合でキャンセルとなったり、予定が延期されたりします。カップルは、相手に浮気相手の存在が浮上しそう。

仕事、交渉、勝負運…仕事では、順調が急転して障害が発生しそうです。突然のクレーム―や障害、部下の過失の後始末に追われそう。交渉事、成約目前で相手が翻意したり、条件をめぐってハードルを上げてきたりします。勝負事、勇み足を踏みがちです。攻勢は詰めを誤ってチャンスを活かせなかったりします

健康面、アレルギーや喘息などの発作に注意。特に飲食に原因伴いそう

北東…🌤

吉方位(開門旺相)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は父母と妻財を帯び一白水星が同会します。方位地支は妻財を帯びるので金運は好調です。お買い物は値引きの余地あり。値引きは得られなくとも、次回使えるお得なクーポンなどの追加サービスが得られそうです。ギャンブルは勘が冴える方位、狙った穴が的中してひと稼ぎできそうです。

交際運…飲食に吉。お悩み事の相談にも良い方位です。先輩、年長者が頼りになります。こじれた人間関係の修復にも良いでしょう。カップルは開門(金)方位、賑やかな場所で過ごすと気分が盛り上がって楽しい方位です。

仕事、交渉、勝負運…仕事では上司に相談、報告をまめにすると的確な助言を得られたり、信用を得ます。交渉事、一白水星が同会するのでまとります。多少の妥協が必要となりそうです。勝負事、奇襲や作戦が的中、相手をほんろうしそうです。

健康面、腰回りを冷やすと腰痛や関節の痛みの原因になります

東…☁

吉凶半々方(休門・五黄殺)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は妻財を帯びる五黄殺方位です。お買い物は、気が大きくなって散財しやすいです。宣伝勧誘に踊らされないよう、冷静な判断を。ギャンブルは勝ったり負けたりの波乱含みの方位です。

交際運…特に金銭をめぐるトラブル発生しやすい方位です。友人などと会う約束がある場合は、お互いに遅刻や、時間、場所を間違えるといった事象も発生しそうです。カップルはお互いに自己主張が激しく、相手に対して譲れない場面がありそうです。

仕事、交渉、勝負運…仕事では、勇み足を踏んで結果が伴いません。ケアレスミスが多いでしょう。交渉事、成約を急ぐあまり過剰なサービスや妥協を申し出てしまいそう。相手に足元を見られて付け込まれそうです。勝負事、攻守ともに無理がたたってミスを犯します。自滅しそうです。

金運は良くなく、忘れ物、落とし物に注意。健康面、風邪をひきやすい。発熱を伴います

 

南東…🌤

吉方位(生門旺相)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は父母と官鬼を帯び六白金星が同会します。お買い物は値引きの余地あり。高級品、ブランド品ほど値引きの余地がありそうです。又立ち寄ったお店でお得なセールが行われていたりしそうです。ギャンブルは勝負運強く好調です。あれこれ考えるよりも、直感勝負が吉。

交際運…お悩み事の相談にも良い方位です。先輩、年長者が頼りになります。金銭的な相談事も好結果が期待できます。カップルは男性が好リード。生門方位、ムードが盛り上がって関係深まる好方位です。

仕事、交渉、勝負運…仕事ではトラブル発生時には上司が頼りになります。相談、報告をまめにすると的確な助言を得られそう。交渉事、強気に出ても可。主導権を握ることが出来そうです。勝負事、奇襲や作戦にこだわらず正攻法で臨みましょう。

健康面、大きな崩れはありませんが火性が強いので熱中症やのぼせに注意

南…☁

吉凶半々方(傷門休囚)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は官鬼を帯び二黒土星が同会します。方位地支は官鬼を帯びるので、貴重品の盗難や、詐欺めいた勧誘にご注意ください。お買い物は、派手なキャッチコピーや見た目に騙されやすいです。つまらない物を衝動買いしないように注意。ギャンブルは勝ったり負けたりで手元にはあまり残らないでしょう。

交際運…相手の話をよく聞いておらず、曖昧な返答、的外れな受け答えをしてもめ事になりそうです。カップルは隠し事、過去の交際相手との問題が再燃しそう、

仕事、交渉、勝負運…仕事では、方位地支は官鬼を帯びるので多忙です。つまらないミスを犯さないように集中して事に臨みましょう。交渉事、相手のペースで進みそうです。妥協や歩み寄りを求められそうです。勝負事、開いて有利で一方の展開となりそうです。カウンターに勝機を見いだしましょう。

健康面、胃腸のトラブル、急な腹痛など

南西…☁

吉凶半々方(杜門休囚)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は父母と兄弟を帯び四緑木星が同会します。交友知人からのお誘いが多く、お付き合いでの出費が多くなりそうです。お買い物は、優柔不断。交友知人や店員の勧めに振り回されそうです。ギャンブルは勘が裏目裏目にはたらいて結果が出ません。

交際運…メールやSNSの誤送信に注意。待ち合わせの場所や時間など、約束事を失念しやすいです。カップルは相手の言動行動を誤解したり、疑念を抱いて、おたがい相手の腹の探り合いをしそう

仕事、交渉、勝負運…仕事では、同僚が足を引っぱられたり、上司から雑用を言い渡されて予定通りにすすみません。交渉事、プレゼン、条件の提示にも、相手の反応は鈍く手ごたえがつかめません。勝負事、ここ一番のチャンスにも凶極的、慎重になりすぎてチャンスを生かしきれないでしょう。

健康面、食あたり、消化不良

西…☁

吉凶半々方(景門・暗剣殺)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は兄弟を帯び九紫火星が同会する暗剣殺方位です。お付き合いでの出費が多くなりそうです。お買い物は、物欲先行で理性的な判断ができません。店員の巧みな勧誘やセールストークに乗せられて、分不相応な高額品を衝動買いした離、高額な契約を結んでしまったりしそうです。ギャンブルは負けが先行、取り戻そうと熱くなって、掛け金が急上昇しそう。

交際運…感情的に成り易く、相手のちょっとした言葉に引っ掛かったり、氣に障ったりして口論となりったり、相手の発言に過剰に反応したり、発言に発言を被せてとトラブルになりそうです。カップルは相手の行動言動に一喜一憂しそうです。

仕事、交渉、勝負運…仕事では、同僚に足を引っぱられたり、意見や方針をめぐって衝突しそうです。交渉事、ライバルからの干渉、合い見積もりで相手の態度が翻意。妥協や歩み寄りを迫ってきそうです。勝負事、相手に先行を許します。逆転を狙いますが、大技に頼りがちでプレーが雑になりそうです。

健康面、口周りの火傷、頭痛など

北西…☂️

凶方位(死門旺相)お出かけした場合の方位事象は…

金運…方位地支は父母と子孫を帯び八白土星が同会します。お買い物は、希望のもの、目的の物が見つかっても予算オ―バー。カード残高が不足しそうです。八白土星同会で物欲先行、ローンを組んででも欲しくなるので、理性的に判断を。ギャンブルは良い所がありません。手を出さないほうが無難です。

交際運…コミュニケーショントラブル多い方位です。相手の話をよく来ていなかったり、真意を取り違えて誤解します。メールやSNSの誤送信に注意しましょう。カップルはお互いの主張を譲らず、喧嘩、口論が絶えない凶方位です。

仕事、交渉、勝負運…仕事では、上司や年長者との衝突、あるいは報告ミスなどに注意。信用を落とします。交渉事、成約を盾に相手が妥協や歩み寄りを求めてきそうです。安易に応じると付け込まれる場合があるので、慎重に対処しましょう。勝負事、難敵。攻め手を欠いて苦戦しそうです。

健康面、不注意からの手足のケガ

凶方位への処方箋

警戒方位…北西☂️

効果的な方位除けが難しい一日です。吉刻も利用しにくいので、不要なお出かけは避けたい方位です。お出かけの際は短時間の滞在、後日吉方位での運氣改善を心掛けましょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

10日注意本命星は、八白土星、九紫火星です。(お出かけの有無に関わらず、凶事発生しやすい一日となります)

八白土星…本命星は乾宮(金)に泄氣。乾宮は日辰から剋を受けるため運氣が低迷の衰運日です。集中力を欠いたり、ムラっ氣が多くなり、言葉遣いが雑になります。周囲との会話の際は、相手にぞんざいな受け答えをしたり、つい上から目線の物言いで相手の不快感を買いそうです。

九紫火星…本命星は兌宮(金)を剋す殺氣を帯び暗剣殺が重なります。才能を鼻に掛けた物言い、傲慢な態度で人と接して相手の不興を買いやすいです。金運面、気ばかりが大きくなって、耳触りの陽儲け話に乗せられて、一枚かむと大損をします。

氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します

出発吉刻

出発に適した吉刻は、子丑刻(丑刻大吉)、卯刻ですが現実的に使用できる時刻は限られます

氣學日盤・時盤では、子刻の北凶煞重なる注意方位となります。

同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

 

 

 

それでは6月10日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
今年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本「開運のヒント、幸運のピント(仮題)」を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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