易経「繋辞上伝」を読み解く⑦ 易照の方位予報 8月17日予報

方位予報
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易経「繋辞上伝」を読み解く⑦

 

天地と相い似たり、故に違(たが)わず。知、万物に周(あまね)くして道天下を済(すく)う。故に過(あやま)たず。旁(あまね)く行きて流れず、天を楽しみ命を知る。故に憂えず。土に安んじ仁に敦(あつ)し。故に能く愛す。(繋辞上伝第4章第2節)

天道を知り、地道に思いを致すことに人道があります。この境地に至れば、則ち道を違うことはありません。日々易の摂理を感じ、時にその辞を読み、有事に在っては占いを立てて易神の神意を識る。

例えばこのようなことだと思います。とあるご相談者様の依頼で、ご親族の適職を立占する機会があったのですが、「ご当人様の夢の実現は?」という問いに対しての得卦は「雷地豫」の不変卦を得ました。

一方で「夢の実現に当り今のワークスタイルでのご収入は?」という問いに、「地風升」と「水風井」を得ました。

「夢の実現は?」で得た「雷地豫」の不変。不変ですから実現には時間がかかると感じました。一方で卦辞は「 豫 =予定」で輝かしい未来と読み解けます。もちろん細部は「五行易」の解読を致しますがここでは割愛いたします。

2番目の「今後の収入は?」で得た卦「地風升」は、草原の上を自由に吹き渡る風のイメージ、一方「水風井」はたとえ濁ってしまった水も、時がたてば自然と清らかに濁りが取れてくるイメージを想像します。「地風升」は文字通り昇り進みゆく辞がかけられており、「水風井」には「邑を改むれど井を改めず」の卦辞があります。水風井の卦辞からは、一時的な困窮や不安から夢から離れても、後ろ髪をひかれて戻ってくると読み解けます。

したがって「夢の実現には時間がかかりますが、必ず実現大成します」という占断を下したのですが、「運命」というものに思いを致したとき、運命とは それこそ電車に乗っているように 「自分の命が運ばれていく」様を漫然と受け入れることではありません。「自ら運ぶ命」であることに意義があると考えます。ただしやみくもに運んでいては道に迷いますから、その道標として易経がある。

挙げた占例では、得た卦より感じたイメージ、そして掛けられた辞、もちろん細部まで読み込みますがそれらを総合的に組み合わせ、より確率として固く高い方向性を断として下す。これが易経を運命に活かすということです。

天の運行と地の運行には微妙なズレがあります。これを具体的に示せば「甲乙丙丁…」の天干は10干に対し「子丑寅卯…」の地支は12支であり、気象で示せば夏至と大暑、冬至と大寒の関係です。ただしこのずれが一致する時が必ずあり、その一致をみる時に天地より多きな後援を得ることができます。その時を知り、行動に移すことができるのは万物の中で人間だけです。

故に易経を學ぶことで、天地の条理を識ることができればその進むべき道の選択、歩む足を運ぶ速度等を誤ることが無く、自らの命を輝かしい未来に運ぶことができるのです。

「 知、万物に周(あまね)くして道天下を済(すく)う。故に過(あやま)たず。 」

天の時を知り、地の運行を知る。その上で道を選択できるのは人間だけですが、だからこそ人間だけが自らが生を営む自然環境をより良い物に変えていくことができます。雨露をしのぎ寒い冬を乗り越えるための住居を作り、治水で川の流れを整備したり、里山の下草を刈ったり炭を焼いたかつての営みは、自然に寄り添った、自然に適った生の営みです。その営みにより人間の生活だけでなく、山に生きる動植物、川に生きる動植物もそろってその天地の恩恵を受けることができます。

「 旁(あまね)く行きて流れず、天を楽しみ命を知る。故に憂えず。 」

易経を感じ、辞を読み、時に占う事で「命を運ぶ先」を知れば、その生き方が能動的になります。自分の命を運ぶ道を見出し選び、力強く歩んでいく。分岐や行き止まりが多く、道標も手がかりもない状態で行き当たりばったりびくびくしながら進むのではなく、易経という「地図」を手にさながらハイキングのように天地に親しみ生を営むことがより良い人生というものです。何も心配する必要はないのです。

「 土に安んじ仁に敦(あつ)し。故に能く愛す。 」

周囲の万物に影響を及ぼすことのできる人間は、まず自分自身が幸せでなければ、他者を幸せにすることができません。ましてや他者に、自身が生を営む自然に思いを致すことは適わない。自分が何者であるか?自分の立っているところは何処か?自分は何を為すのか?を知ったうえで、自らの命を運ぶ。そのように地に足をしっかりつけて歩むのであれば、それが自信となり他者に思いを致すことができる。それが「愛」でありますから、何かに依存したり、何かに縋っていてはだめなのです。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 8月17日予報

方位予報図

 

予報詳報

北…🌤

吉方位(開門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支の父母に官鬼の日辰が生を与えるので、金融機関の融資交渉、金銭に関わる交渉事は順調を見る方位です。お買い物は書籍や衣服、通信機器などにお買い得品がありそうです。不動産関係の購入交渉も吉

交際運…吉。トラブルや抱えている問題、お悩み解決にはこの方位の年長者、先輩、親や師匠に相談すると力になってくれます。

仕事、勝負、功名…吉。仕事など周囲の同僚や部下が力になってくれます。忍耐力、継続力のある方位なので、あきらめずコツコツやり続けると活路が見いだせます

健康…大きな崩れはありません

北東…☂️

凶方位(驚門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。お買い物では気が大きくなり勧められるがまま高額な契約をしたり、分不相応な高級品を買ってしまいそうです。交友関係や知人などからの借財の申し入れや、投資関連の誘いは凶。トラブルの元です

交際運…凶。方位地支の兄弟が官鬼の日辰から剋を受けます。家族では子どもが反抗したり、交友関係では何かと意見が合わず対立します。

仕事、勝負、功名…凶。氣分にムラがあり集中力を欠きます。ケアレスミスや過失が多くトラブル頻発です。

健康…片頭痛やめまい、高血圧に注意

東…☔️

大凶方位(死門暗剣殺・日破同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。貴重品の紛失や盗難に注意。また投資がらみの詐欺話、架空請求などの金銭にかかわる犯罪に巻き込まれやすい方位です。

交際運…凶。方位地支の兄弟が官鬼の日辰から冲を受けます。特にカップルなど異性間で口舌禍、口論の暗示有です。

仕事、勝負、功名…凶。勝負事はライバルに利あり。自らのミスに付け込まれそうです。交渉事、商売や営業では失言に注意

健康…冷えからくる体調不良、アウトドアレジャーでは水難事故に注意

南東…⛅

小吉方位(景門旺相・宮剋) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。方位地支妻財巡りますが、官鬼の日辰から合を受けます。お買い物不良品に注意。また方位地支は空亡するので希望通りのお買い物ができないかもしれません。また失せ物や散財注意。ギャンブルは吉

交際運…やや吉。凶方位ではありませんが、九星は二黒土星で可もなく不可もなくです。カップルは景門(火)方位は凶で、盛り上がらないでしょう。

仕事、勝負、功名…やや吉。仕事や勝負事は好調です。相手がミスで自滅したり、思わぬチャンスに恵まれそうです。仕事面、二黒土星がめぐるので忘れ物、約束事をうっかり忘れたり、メーるなどの見落としに注意しましょう。

健康…過食の暗示がありますので、胃のケアを

南…🌂

小凶方位(杜門泄氣・日剋) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。想わぬ掘り出し物を見つけますが価格が高かったり、品質と価格が見合わず悩みそうです。忘れ物や探し物で時間を盗られる方位です。

交際運…凶。特にカップルは離別の象意が強くなる凶方位です。交友関係も、気持ちがすれ違ってふさぎ込みがちです。

仕事、勝負、功名…やや凶。見通しが暗く、まとまりそうで纏まらない方位です。つまらないミスを犯したりして自滅しそうです。

健康…口周りの火傷や怪我、歯痛、のどの炎症など

南西…☁

平運方位(傷門日剋) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。方位地支に官鬼が巡り、未に妻財が付き同会しますのでギャンブル運が好調です。ただし九星は九紫火星で暑くなりすぎないように注意。貴重品の忘れ物、落とし物に注意しましょう

交際運…やや凶。何でもないことに傷ついたり、過剰に反応してしまいそうです。

仕事、勝負、功名…やや吉。勝負事、交渉事は有利に働く方位です。頭の回転も良く直感もさえるので、主導権を握れます。

健康…火傷、熱中症等

西…☂️

凶方位(五黄殺) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。盗難や詐欺、架空請求などの金銭に関わる犯罪に巻き込まれやすい凶方位です。お買い物も価格に品質が見合わず損をします

交際運…凶。舌禍口論の暗示あり。つまらないことですぐに炎上してもめそうです。

仕事、勝負、功名…凶。リーダーシップを発揮しようと躍起になりますが、周囲が付いてこず孤立しそうです。

健康…食あたり、高熱を伴った腹痛、ノイローゼ

北西…🌤

吉方位(休門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支に妻財が巡るので、お買い物お得なセールやお買い得品に恵まれるでしょう。お得な情報を伝聞したりします。

交際運…吉。方位地支に父母が巡りトラブルや抱えている問題、お悩み解決にはこの方位の年長者、先輩、親や師匠に相談すると力になってくれます。四緑木星が定位対冲で巡るので、言葉のやり取りは注意。

仕事、勝負、功名…吉。良い作戦やアイデアがひらめき、有利に事を勧められそうです。ピンチをチャンスに行かせられる吉方位です。

健康…大きな崩れはありません

凶方位への処方箋

警戒方位…北東、東、西

北東(☂️)東(☔️)…南東(⛅)に方位除けが可能です。現地入りがそれぞれ北(🌤)となるように調整して方位除けを行ってください。なお吉意がやや弱いので、滞在時間を長めにし。現地への移動は吉刻を利用しましょう。

西(☂️)…南東(⛅)に方位除けが可能です。現地入りがそれぞれ北西(🌤)となるように調整して方位除けを行ってください。なお吉意がやや弱いので、滞在時間を長めにし。現地への移動は吉刻を利用しましょう。南西(☁)でも可ですが、傷門(木)方位でありお勧めできません。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

17日注意本命星は、三碧木星、四緑木星です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

三碧木星…本命星は中宮で八方ふさがり。日辰の剋を受け手衰運日です。行動が空回りしがちです。状況打開に動き回るとかえってことを悪化させそうです。氣分の切り替え、落ち着いた行動を心掛けましょう。

四緑木星…本命星は乾宮(金)に定位対冲、宮及び日辰から剋を受ける衰運日です。人の話を聞き漏らしたり、聴いておらずそれが原因でミスを犯しそうです。事故や怪我にも注意しましょう。

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、子刻、午未刻、酉刻(大吉)です。凶方位のお出かけは、正午前後から午後の早い時間が良いでしょう

氣學・日盤及び時盤では、午刻の東西、酉刻の東に凶煞が重なります。同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

それでは17日が。皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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