「わらべ歌“かごめかごめ”を易経で読み解く」 易照の方位予報6月25日予報

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「わらべ歌“かごめかごめ”を易経で読み解く」 

子どものころ、誰しも一度は口にした、わらべ歌の“かごめかごめ”

かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が統べた
後ろの正面だあれ

昔からこの謎めいた歌詞の意味を探る試みは数多くされてきて、いわゆる「日本・ユダヤ同祖論」的なオカルティックなものから、呪術的な物、徳川埋蔵金の隠し場所等々、都市伝説は数多くあるのですが、もっと雄大な時の流れ、時代の流れを暗示した歌詞なのではないのかなぁ…と漠然とした思いであったわけです。

その答え(?)が偶然脳裏に浮かびました。

それが本日の予報の枕なわけですが、結論から申せば

「完成と破壊、そして再生」

これは易経64卦の生成発展、大いなる循環の物語のテーマです。そして件の謎めいた歌詞は、易経64卦の最後の五つの卦象の部分を表していると思うのです。

「水沢節」…節目の物語(時代の移り変わり)

「風沢中孚」…誠、良心、志の物語

「雷山少過」…飛鳥の物語

「水火既済」…完成成就の物語

「火水未済」…破壊と再生の物語

そして

「乾為天」…原初、始まりの物語…です。

それでは、誰もが口ずさむことができて、誰もその意味を知らない「かごめかごめ」の歌詞の意味、易照流に説き明かしていきましょう

「かごめかごめ」

「水沢節」には竹の節目を例えに物事の区切り、けじめを表す卦象です。歌に歌われている「かごめ」は「籠目」であり、籠は「竹」で編まれます。そして「籠目」は「節目」でもあり、その籠目であり節目は、長い宇宙の歴史の一つ一つの時代を示しているのだと思います。

水沢節は上爻に至って「苦節」となり、過ぎた節度や節制を戒めて卦が終わりますが、この場合の節は制度でありその時代時代のスタンダードだともいえるでしょう

行き過ぎた市場経済と富の偏重。「お金」という価値観がスタンダードな時代が、耳に障るような軋みの騒音を立てながらもなお動き続けている様子を、水沢節の上爻は表している様に思えます。

「籠の中の鳥は」

「風沢中孚」の「孚」は、「爪」に「子」を合わせた文字で、親鳥が卵を温めている様子に例えられます。

卦象は陰爻(- -)が三爻四爻で上下を陽爻(—)に囲まれています。この象はまさしく「籠の中の鳥」であり、風沢中孚の二爻には唐突に「鳴鶴在陰」と「鶴」が登場します。そして四爻には「月、望に幾(近)し」で、「時は満ちた」という意味にも取れます。

偶然でしょうか?

風沢中孚は上卦が「巽風」であり、占星学上で話題になった「風の時代」に一致するものが有ります。下卦は「兌金」であり、占星学上ではエレメントは「水、火、土、風」の四元素で、金は土に属します。

易経は下から上に物語が進行していきますので、下卦「金=土の時代」から、四爻「月、望に幾(近)し」を経て「風の時代」に遷ったということを示しています。

「いついつ出やる」

「雷山少過」はその卦象から「飛鳥」飛ぶ鳥を例えにした爻辞がかけられています。

卦象の三爻、四爻を鳥の體、初爻、二爻と五爻、上爻の陰爻(- -)を鳥の翼に見立てます。

この卦には「少過」と「少」の字が充てられており、籠から出たばかりの鳥はすぐには大空に飛び立つことはできませんから、羽を動かして飛び立つ練習をする。卦辞に「飛鳥、之が音を遺す」とあり、ここより転じて時代は変わったけれども、未だその変化はわずかな兆しに過ぎず、いまだ旧時代の旧弊が根強くその変化を拒んでいる…と読み解くことができます。従って、籠から出たばかりの鳥は、このまま空高く飛び立って大丈夫なのか半信半疑な状態です。

周りを見れば、時代の変化に聡い人はすでに行動に移しているし、変化を感じ取った人たちが旧弊から脱し、新しい生き方、新しい価値観に目覚めつつある。あるいはちょうど巣立ちを迎えたひな鳥のように、羽を動かし羽ばたく練習をしている様子…そんなイメージが浮かび上がります。

「夜明けの晩に」

「水火既済」は易経の陽爻(—)、陰爻(- -)がそれぞれの定位位置に収まるという完成の卦。一方でこれは終着点であり、それ以上の発展変化は望めない卦象でもあります。

ここで夜明けと晩の解釈ですが、水火既済の下卦は「離火」であり太陽を示します。

下卦に有る太陽で、当に日の出直前の様子であり、これが「夜明け」を示します。

上卦の「坎水」は下の図に有るように、八卦の坎水の司る時間帯は夜23時~午前1時で、真夜中の八卦です。したがってこれが「晩」を表し、易経の進展に従えば。下卦の「離火=夜明け」上卦「坎水=晩」となります。

「鶴と亀が統べた」

ここで「鶴」と「亀」ですが、その答えは方位の神様「四神」にあります。

このうち注目すべきは北の「玄武」と南の「朱雀」

玄武は上のイラストの北にあたる、亀と蛇の神。朱雀は鳳凰です。

そしてそれぞれの方位は玄武は北で則ち八卦は坎水。

鳳凰は南で八卦は離火です。

「鶴(朱雀)と亀(玄武)が統べた」…易は下から上へと物語が進んでいきます。しかしこの順番であれば鶴=朱雀=離火(下卦)、亀=玄武=坎水(上卦)で水火既済とならなければつじつまが合わない。

「後ろの正面」

そこで最後のどんでん返し。先日予報の枕で「ねじれ」の氣付きをお話ししましたが、易経64卦最後で最大のどんでん返しが繰り広げられます。

「ねじれという螺旋構造」 易照の方位予報6月16日予報
太極図は「螺旋構造」を輪切りにした状態なのです

古事記で主神である陽の役割を女性神である天照大神が司り、その矛盾から生まれる易経の元のあるべき姿に戻そうとする膨大無限のエネルギー、水火既済の完成という行きついた時代の歪みを戻す「反作用」。これが火水未済の示す「破壊と再生」の大転換なのです。

易経は火水未済をもって易経という物語そのものは完結をみますが、意義的にはそこから原初の卦である「乾為天」に戻ります。則ち循環であり、永続性であり、万物は流転、生成化育の歩みを止めることなく変化を続けるのです。

今はどうでしょう。行き過ぎた市場経済、貨幣主義が当に行きつくところまで行ってしまった「水火既済」の時代なのではないでしょうか?

すでに占星学上では「風の時代」を迎え、目に見えないところでその変化の兆しが表れ始めているところです。籠の中の鳥たち、気が付いた人たちはすでに籠の外に出、当に新しい時代に向けて飛び立とうと羽を動かし始めているところなんだと思います。

しかし、現実を見ればその変化にあらがうように「経済」「市場効果」「GDP」などの数字にしがみつく人が何と多い事か!それが「火水未済」のちゃぶ台返しで壊れていく時代は、もうすぐなんだと感じています。

良い時代に生を受けました。ワクワクします。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 6月25日予報

方位予報図

予報詳報

月建の作用は無視できないという観点から、若干各方位の判定基準を改めています

北…☂️

驚門(金)が坎宮(水)に巡ります。宮からの作用はありませんが、日辰から門は生を受けるので凶門旺相の凶方位となります。方位地支「妻財」を帯び日辰から剋を受けていますので、方位事象としては金運低迷です。お金に関わることで損失生じたり、想定外の出費を迫られるでしょう。回座九星は四緑木星で、営業や商売は整わず。ライバル企業や競合相手の強力な干渉が入りそうです。健康面、食あたり、胃腸の不良等

北東…☂️

開門(金)が艮宮(土)より生を受け、さらに日辰から生を受け吉門旺相ですが、暗剣殺が重なりますので凶方位となります。方位事象、お出かけ先で家族や友人や知人がケガや事故に遭う。方位地支に寅が官鬼を帯びて空亡するので空き巣被害に注意。戸締りはしっかりと。丑が「兄弟」を帯びるので金運面も低迷します。お買い物はつまらない物を衝動買いして無駄使い。営業や商売では競争相手との価格競争、条件闘争を強いられそう。健康面、消化不良、急な腹痛など

東…⛅

休門(水)が震宮(木)に巡ります。宮の作用はなく門は日辰から剋を受けますので吉門巡るも運氣は今一つ振るいません。方位事象。若干空回りの傾向があります。方位地支は官鬼を帯びるので仕事面は好調ですが、空亡するので努力のわりに…となかなか思うような結果が得られないことがあるでしょう。九星は六白金星なので、強引に過ぎる傾向があります。成果を求めすぎてガツガツしないように心掛けてください。又物忘れやうっかりのケアレスミスにも注意。健康面、偏頭痛やめまいなど。

南東…🌤

生門(土)が巽宮(木)より剋を受けますが、日辰と比和月建からは生を受けるので門旺相の吉方位です。方位事象、人間関係運が好調です。気心の知れた友人などと会うも良し、食事するのも良いでしょう。日ごろの悩み、抱えている問題を打ち明けると、力になってくれそうです。健康面は、吉門方位で大きな崩れはないでしょう。

南…☁

傷門(木)が離宮(火)に巡ります。宮及び日辰からの作用はありませんので、凶門ですが門は休囚で平運です。方位事象、方位地支が父母を帯びるので、上司や年長者間のコミュニケーション不足、報告を怠ったり、意見の相違がみられることがありそうです。金運面、投機、ギャンブルに吉方位な傷門(木)ですから、この方位を利用すると臨時収入が得られそうです。ただしのめりこまないように注意しましょう。健康面、火傷、熱中症。そのほか、何かと心労を抱え込みやすい

南西…☂️

杜門(木)が坤宮(土)を剋し運氣が低迷します。日辰の作用はありませんが、五黄殺重なるので、凶方位となります。方位事象、仕事面では上司と意見が食い違ったり、上司から雑用を命じられたりと何かとストレスを感じやすい方となります。申(金)は子孫を帯び日辰から生を受けるので、お買い物では予算オーバー、営業や商売は相手から過大な条件を突き付けられそうです。健康面は食あたり。青龍と方位地支の子孫がその象意を強めます

西…🌤

景門(火)が兌宮(金)を剋します。門が宮を剋すのは運氣を低下させる一賃となりますが、景門(火)に月建午(火)からの作用を考慮すると、他に凶煞重ならず吉方位と判断できます。方位事象、人間関係運が好調です。交友間で会食、飲みに行く等吉。方位地支子孫が「兄弟」を帯びる日辰から合されますので、意気投合。話も盛り上がり楽しいひと時を過ごせます。健康面でも大きな心配はない方位です。

北西…☔️

死門(土)が乾宮(金)で旺相します。門は日辰と比和して、さらに日破が重なる為凶意が強い悪方位です。方位事象、人間関係、金運ともに低迷します。特に金運は親しい間柄で金銭をめぐるやり取りでもめたり、交友間での共同事業が破綻したりします。方位地支の戌(土)は兄弟を帯び日辰から冲を受けるので、三角関係に悩んだり、友人間の対立の仲裁に入ったところ逆に巻き込まれるでしょう。九星は九紫火星で小さなことでも炎上しやすいです。特に自分以外の人間関係の対立には距離を置いた方がよさそうです。健康面、頭痛、めまい、高低血圧等

凶方位への処方箋

警戒方位…北、北東、南西、北西

欲に要警戒の北西には方位除けが必須ですが効果的な方位除けができません。吉方である南東(🌤)または西(🌤)を利用し吉運氣を取り込んでから、吉刻を利用して現地入りしてください。他の北、北東

も同様となります。

南西…西(🌤)へ方位除けが可能です。西に移動後は、南(☁)の現地入りとなるように調整ください。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

25日注意本命星は、二黒土星と九紫火星本命の方です

二黒土星…本命星は艮宮(土)に回座、定位対冲と暗剣殺が重なります。月建の生の作用がある時期なので大崩れはありませんが、家族や交友間といった人間関係で悩んだり、ストレスを抱え込みやすいです。暗剣殺の象意から深入りは禁物で、すこし距離を置いた方がよいでしょう。

九紫火星…本命星は乾宮(金)に巡ります。日破が重なるので、何かと見込み違い、目論見ハズレの多い一日で、そのたびに挫折感や心労を重ねやすい。適度に小休止、気分転換を図りましょう。

 

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です

 

出発吉刻

出発に適した吉刻は、寅刻、辰巳刻、亥刻です。凶方位へは午前中の出発がよさそうです。

氣學・日盤及び時盤では、寅刻、亥刻の北西、辰刻の北東及び南西、凶煞重なる注意方位となります。

それでは25日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます。

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コメント

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