「守ることでなく活かすこと」
政治学者であり、地域で既存の地域政治とは異なる「市民による政治」という取り組みをされている方から、新たに上梓した著書に関わる講演会のお誘いを受けたの聴いてまいりました。
その先生は、ご祖父が戦争中に体験した言葉には言い表せない辛い経験を、幼少のころより繰り返し耳にしながら成長されたというご経験もあり、確固たる信念をお持ちになった「護憲派」です。昨今の憲法改正の動きに大変憤りをお感じになり、今回新たな新著を執筆、上梓に至りました。
憲法をめぐる議論は、昔から戦争放棄をうたった「憲法第9条」を軸に、「アメリカからの押し付け憲法」という改憲派の主張と、「軍国主義の復活反対」を旗印とする護憲派に、国論が真っ二つに分断されてすでに戦後70年という月日が経過しています。
戦争の記憶が薄れつつある中、また我が国周囲の安全保障という情勢の変化とともに、先日憲法改正を前提とした「国民投票法」の改正案が国会で審議可決を見た所です。ここで改憲、護憲のいずれかを主張することは本サイトは趣旨と異なるので差し控えますが、講演で講師の先生がアフガニスタンで亡くなられた医師、中村哲氏の言葉を引用されながら
「憲法は護ることよりも、活かすことの方が大切である」
と主張されたこと、自身にとっても大いに得心をしたところです。
「戦争か平和」どちらかを選べと言われたと時、ほとんどの人は「平和」と答えるでしょう。しかし目の当たりにする現実を前にした時に、「非武装でよいのか？」と改憲派は主張しますし、「武器を持つから戦争する」と護憲派は憲法を擁護します。
しかし、そもそも平和憲法の理念は、二度の世界大戦を経て、嫌というほど戦争の惨禍を体験した人類が、国家間の問題の解決手段を、戦争によってではなく「対話」で解決を目指すという、日本国憲法後に制定を見た「国連憲章」の理念にも通じ、国際的にも先駆的、先進的な理念でもあります。
「憲法を護るのではなく活かす」
という崇高な論拠の前では、「改憲」「護憲」の議論は、双方の論理が飛躍しがちで、いかにも双方の議論はその内容が陳腐で安っぽく感じます。
ところでこの「守る（護る）ことでなく活かすこと」…この言葉に自分がなぜ反応したのか？これは「易経」についても同じことが言えると感じたからです。易経の「繋辞上伝」に
君子は居れば其の象を玩び其の辞を玩び、動けば其の変を観て其の占(せん)を玩ぶ。是を以て天より之を祐(たす)け、吉にして利ろしからざる无(な)し。 （君子は平時においては易経の辞より未来を予測し、有事においては占って吉凶を出し事に対処する）
の辞が見えます。
日々事あるごとに占いを立て吉凶を出して断じることは多いですが、大事なのは「吉凶」ではなく、出した卦より何を感じ、何に活かしていくか…が大切です。日々予報する「方位予報」も、出かける方位が吉だからお出かけOK、凶方位だからお出かけNG…ではなく、そこに出かけることで得た吉運氣をどうその後に活かすのか？あるいは、予定している方位が凶方位であればどのように対処するのか？を考えることが大事であって、吉凶に一喜一憂して終わりではあまり意味がありません。
そんなわけで仮に出かける予定先が予報で「凶方位」であっても、方位除けをしたりあらかじめ想定される事象について氣を使ったり、吉刻に出かけるなどの手当てをすることで、回避したり軟着陸することが可能です。一番良くないのは「凶だから…」と委縮して、行動を起こさないということが一番「凶」で、これは魂の波動を自ら下げてしまい、もっとよくありません。
易照の方位予報 6月14日予報
方位予報図
予報詳報
北…☂
死門(土)坎宮(水)に巡り宮を剋します。一方で日辰は門を生じるため門旺相の凶方位です。方位事象、親子間、部下上司間でもめ事や意思疎通がうまくいかない方位です。方位地支は子孫を帯びるので、希望や期待と異なる結果となったり、子どもや部下が出かけた先でケガや事故に巻き込まれたりします。健康面、慣れない土地での飲料、冷たい飲み物の接種に注意。おなかを下します
北東…🌤
景門(火)が艮宮(土)に巡ります。宮からの作用はありませんが、門は日辰と比和するので旺相の吉方位です。何か問題や障害などを抱えている場合は、この方位にお出かけしたりこの方位の上司や年配者、親などに相談すると解決が見られそう。会いに行ってもいいですし。連絡を取ってみることでも同様の効果が得られそうです。金運もまずまずで、営業や商売はまとまる、お買い物はずっと探していたものと巡り合いそうです。健康面は大きな崩れなないでしょう
東…☂️
杜門(木)震宮(木)で旺相します。日辰からの作用はありませんが、杜門(木)の凶意が強く凶方位です。方位事象、特に金運がよくありません。貴重品、財布を落したりなくしたりしそうです。凶星の軒猿の象意からウッカリ、また回座九星は四緑木星でぼんやりに注意。健康面では食あたり、消化不良を起こしそうです。
南東…☂️
傷門(木)が巽宮(木)で比和旺相。五黄殺重なる為凶方位となります。方位事象、特に仕事関係でのミスに注意な方位です。方位地支巳(火)が官鬼を帯び日併し、一方で辰(土)は父母御帯び日辰から生を受けます。業務上のことで上司と衝突する面もあり、信用を失ったりけん責を受けるような場面もあるでしょう。健康面、迷い生じ事故を起こしたり怪我をしやすい。ストレスからの胃腸の不良にも注意。
南…☀
生門(土)が離宮(火)から生を受けます。門は日辰からも生を受けるので上々の吉方位です。方位事象、抱えていたトラブルや悩みが出かけることで解消したり、仕事面でも絶好調です。持病やなにか霊障などを感じている人は、ご自宅からこの方位（南）の神社等で祈祷をあげてもらうとよいでしょう。健康面、大きな崩れはありませんが、火性が強い方位ですから屋外での活動は熱中症に注意しましょう
南西…⛅
休門(水)が坤宮(土)に巡り宮より剋を受けます。日辰の作用もありませんので、吉門回座ですが運氣は今一つです。方位事象、仕事や生活上での悩み、問題などでは友人や上司、年長者の助力を得やすい方位です。適切な助言、助力を得られるでしょう。一方で金運は良くなく。お買い物では不良品、傷物をつかまされたり、商売や営業ではライバル企業の強力な干渉がありそうです。健康面、消化不良、腹痛等。ストレスをため込まないように注意しましょう
西…⛅
開門(金)が兌宮(金)で比和旺相ですが、日辰からは剋を受けます。吉門ですが日辰からの剋の作用を重く見て割り引きます。方位事象、金運は吉。営業、商売ではライバルに先んじたり相手より有利な条件を引き出せそう。お買い物は値引き交渉が奏功したり、予想外のセールでお得な想いをしそう。一方で交友関係では、方位地支「兄弟」を帯び日辰から剋を受けるので口論、対立といった暗示があります。連れ立ってのお出かけの際は注意しましょう。健康面、喉を傷めたり口周りのケガ等
西北…☔
驚門(金)が乾宮(金)で比和旺相します。ここに暗剣殺と日破重なる為、非常に凶意が強くなる悪方位です。方位事象、子どもや部下のことで悩みを深めたり、悩み生じる方位。特に方位地支の亥(水)が子孫を帯び、官鬼を帯びる日辰から冲を受けるので、子どもや部下と同伴で孤k方位に出かけるとケガ、トラブルや事故などに巻き込まれやすくなり居ます。九星六白金星より、車両という象意があるので子どもや部下の運転する車に乗車しての移動は事故に遭いやすいです。そのほか、通信障害で連絡が取れなかったり、メールの誤送信、間違い電話などにも注意。健康面、頭痛、肩こり、めまい、首や背骨の痛み等
凶方位への処方箋
警戒方位…北、東、南東、北西
いずれの方位も、北東（🌤）に方位除けが可能です。
北、北西…北東（🌤）に方位除け後、現地入りが西（⛅）となるように調整してください。北西は凶意が強いので、方位除け後現地に向けての出発を吉刻とするとさらに効果的です。
東、南東…北東（🌤）に方位除け後、現地入りが南（☀）となるように調整してください。
南が大吉位となるので、意識して南を利用すると運氣上昇します。
氣學・本命星日運
14日注意本命星は、一白水星、七赤金星本命星の方です。（お出かけの有無に関わらず、衰運日です）
一白水星…本命星は離宮(火)で定位対冲です。何かと見込み違い、普段の慎重さを欠いて
ミスを犯したり、余裕をなくして気遣いを欠き、周囲と衝突しそうです。好きな飲み物で心を落ち着かせましょう
七赤金星…本命星は乾宮に巡り暗剣殺、日破が重なり衰運です。望まなくてもトラブルに巻き込まれたり、物事は望まぬ方向で決着を視そう。特に人間関係においては売り言葉に買い言葉の深刻な対立を招きやすいので、いつもより口数は控えめを心掛けましょう。
出発吉刻
お出かけに適した吉刻は、丑刻、辰刻、午刻、戌亥刻です。
氣學日盤及び時盤では、辰刻・午刻の北西凶煞が重なる注意方位となります
それでは14日が、皆様にとり最幸の一日となりますように！
本日もご覧いただきありがとうございます。
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