「罪」 易照の方位予報7月6日予報

方位予報
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「罪」

今朝がた、Facebookの投稿を見ていたら、友人のシェア記事で「ヨーロッパでは学校教育で“権利”を教えるが、日本では“義務”しか教えない」という記事を拝見しました。

なんでだろう…としばし“思索の海”に浸っていたのですが、昨晩夕食時に妻と話していた「罪」の意識というところにたどり着きました。

多分にこれは日本とヨーロッパの宗教観の違いというところにも根差している部分が大だと思いますが、西洋の一神教は「神と人」の二元論である一方で、神道や仏教の世界観は「神と自然と人」の三元(あるいはもっと多元的)です。

どっちが優れていてより良い…という話にもっていくつもりは毛頭ないのですが、西洋では人の前に相対する「絶対的な神」の存在がありますから、聖書の「十戒」に代表されるように、“汝××してはならぬ”という教えが社会を支配します。

生まれて、教会で洗礼を受けて…物心がつく頃から繰り返しそういった宗教観、そういった教えを叩きこまれるわけですから、学校教育の場でも同じように「義務」を教え込んだら、それこそ鬱屈して精神が崩壊すると思うのです。

ヨーロッパの歴史を紐解けば、常に「権利闘争」という史実の連続ですから、宗教という精神的な世界においてすでに「義務」を甘受している西洋の人々にしてみれば、「義務の許容しうる範囲内での権利」を求め、その範疇(「○○については聖書には書いていないが、これは○○しても良いのか?」のような宗教論争ないし観念の論争)をいかに広げていくかの運動ないし活動の連続が、闘争の歴史として表れているのではないかと思います。

一方で神道や仏教ですが、このうち仏教では「戒律」という宗派教義の内側にとどまる範囲内での制限はありますが、神道では「○○してはならぬ」という教えは見当たりません。それらは全て個々人が推し量り、あるいは所属する集団、共同体においてなんとなく共有する不文律であったり、察知しあうものです。

比べると前者は「不自由」、後者は「自由」に感じますが、逆に前者は「明快」である一方後者は「曖昧」でもあります。

「罪」という漢字を紐解くと、「四=罔」の部分は(「あみがしら」と呼ばれる部首)で法律を意味したり、これを「なかれ」と読ませます。「非」は「あらず」ですから過ちを意味します。一神教文化では「罪」の定義は聖典に照らし合わせ判断するという明確な基準があり、そこから法学という学問的範疇が発達していますが、神道においてはそういった定義の根拠となるものがそもそも明文化されていませんので、ここに至って非常に知的労力を費やします。

法学という学域での知の蓄積では、西洋のような歴史的論争、闘争を経ずにその法学思想を取り入れてしまった近代日本においては、西洋に比べまだまだ未熟であると思うのです。そしてそうした未熟な部分を補うことなく教育現場で倫理公民論を展開すれば、「義務」と同時に「権利」を教えようとしても、教える方も学ぶ方も消化不良を起こします。

一方で我が国には「八方良し」という概念があります。近江商人の「三方良し」もそうですがもっと奥が深い。そこには易の思想が間違いなく下地としてあり、それが大相撲の「はっけよい!(八卦良い)」の掛け声に残っていたり、逆に閉塞的な状態のことを「八方ふさがり」と表現したりします。

「八方良し」の根底には「心地よい」という個々人の共通する概念があります。お互いが「心地よい」と感じる空間を醸成し、広げていくことが日本的な「権利と義務」の概念ではないのかと思います。ですから「罪」という漢字を解いたときに初めに感じたことは

「“四”に非ず」

「四」は太極別れて陰陽生じ、そこからさらにまた別れた四象であり、それは四季であり、東西南北の四位であり、朝夕昼晩の四時であるのですが、それだけでは易経から見ればまだ未完成。そこからさらに発展させて「八卦」となることで世界が完成する。

「罪の意識」「権利と義務」では〇か×かの二元論でそこを突き詰めてもキリがありません。それよりもお互い様の精神で「心地よさ」を共有し、その心地よい空間を四方に、八方に広げていく方がはるかに自由で希望が持てると思うのです。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 7月6日予報

方位予報図

予報詳報

北…☂️

生門(土)が坎宮(水)を剋します。門は日辰に剋を受け暗剣殺重なる為凶方位となります。お出かけした場合の方位事象、交際運が低迷します。九星が六白金星で、自身を含め相手の受け答えに真摯になれずすれ違い生じやすいです。小さなことを発端に口論となるでしょう。方位地位者兄弟を帯び空亡するので、友人、知人との間の約束が反故になったり、キャンセルといった事態が起きるでしょう。お出かけした場合健康面では、片頭痛、めまい、また肩こりといった症状に悩まされそうです

北東…⛅

東…⛅

休門(水)が艮宮(土)より剋を受けます。門は日辰からの作用もないので吉門ですが運氣は今一つ振るいません。お出かけした場合の方位事象、方位地支の丑(土)が官鬼を帯びて子孫の日辰から剋を受けるので、発生中のトラブル、問題はこの方位にお出かけすることで運氣回復、思わぬところから解決策が提示されたり、急に状況が改善されそうです。一方で官鬼を仕事ととらえると日辰からの剋は凶で、つい魔がさして怠けたり、見通しの甘さが結果を悪い方向に運びそうです。九星は四緑木星巡り、決断当面で自身も相手も最後の一歩が踏み出せないでしょう。お出かけした場合健康面では、特に飲料を原因として体調不良、左手のケガなどが心配です

東…⛅

開門(金)が震宮(木)を剋します。ただし宮は日辰と比和するので運氣の低下はさほどでもありません。但し月建は門を剋すので北東同様吉門方位ですが、運氣は振るいません。お出かけした場合の方位事象、方位地支は子孫を帯びて日併するので、何かと思わぬラッキーや幸運が重なり多少のトラブルはあまり問題とならないラッキー方位です。金運面では臨時収入、営業や商売でも色よい返事をもらえそうですが、話半分で終わったり実態を伴わない場合もあるでしょう。お出かけした場合健康面では、調子に乗りすぎて怪我をしたり、腰痛や関節痛などの疲労による症状に注意。積極的な行動をとりたくなる方位ですが無理ができない方位です

南東…☁

驚門(金)が巽宮(木)を剋します。但し宮は日辰と比和するので運氣の低下はさほどでもありません。門自体は月建から剋を受けるので凶意が減少し吉凶半々の平運方位です。お出かけした場合の方位事象、発生中のトラブル、問題はこの方面にお出かけするとヒントや助言、解決策が思いつきそうです。金運面でも臨時収入や思わぬ好意に恵まれそうですが、過大な期待はできません。仕事面では九星九紫火星が回座するので、交渉といった面ではまとまりにくいです。方位地支の辰(土)の官鬼は日辰から剋を受けるので、仕事でのこの方位利用は凶となります。お出かけした場合健康面では、火性が強い方位ですので熱中症、のぼせ、火傷といった象意が心配です

南…☔️

死門(土)が離宮(火)より生を受けます。門は日辰から剋の関係ですが日辰は離宮(火)に生を与え、強められた宮が門を生じます。また月建より生を受ける所に五黄殺同会して大凶の悪方位。お出かけ要警戒の凶方位です。お出かけした場合の方位事象、金運が低迷します。見栄を張ったり、氣が大きくなって

財布のひもが緩んで大散財のピンチ。お買い物では衝動買い、営業や商売ではリップサービス、成果欲しさに必要以上の譲歩を繰り返しそう。お出かけした場合健康面では、飲食を司る青龍が同会するので特に食あたりという象意が強くなります

南西…🌤

景門(火)が坤宮(土)に巡ります。門は日辰から剋を受けますが、月建から生を受けるので吉方位となります。お出かけした場合の方位事象、試験や面接、プレゼンといった目的では大吉。交際運も好調です。方位地支の未(土)官鬼を帯び日辰から剋を受けるのでお悩み、問題解決にはこの方位の年長者、先輩、師匠、両親が力になってくれそうです。またこの方位の図書館、書店などに立ち寄るとヒントになりそうな本や雑誌を手にしそうです。健康面では、大きな崩れはなさそうです

西…☂️

杜門(木)が兌宮(金)より剋を受けますが、一方で門は日辰と比和するので門旺相また日破重なる凶方位です。お出かけした場合の方位事象、金運低迷。金銭問題で悩み深めそうです。方位地支は父母を帯び日辰から冲を受けるので、家族間では子どもと口論になったり、子どものことで何か問題や悩みをかかえそうです。またこの方位、通信トラブルが多い方位となります。九星は三碧木星が定位対冲で友人と会う約束などでは連絡が取れず行き会えないといった事態もありそうです。健康面、ストレスからヒステリー。神経的な症状が強く出る方位

西北…🌂

傷門(木)が乾宮(金)より剋を受けます。門は日辰と比和するので旺相ですが他の凶方位に比べると比較的脅威は軽いでしょう。お出かけした場合の方位事象、交際運、仕事運が低迷する方位です。方位地租の戌(土)が官鬼を帯びて子孫の日辰から合を受けます。甘い見通しで商談や、商売は見通し立たず。亥(水)が兄弟を帯びるので損失を伴うかもしれません。交友面では今一つ盛り上がらず、つまらない時間を過ごしそうです。お出かけした場合健康面では、腹痛、胃炎、消化不良といった症状に注意

凶方位への処方箋

警戒方位…北、南、西

要警戒の南(☔️)へは南西(🌤)に方位除けができます。南西に移動後、現地入りが東(⛅)となるように調整してください。凶意が強いので吉刻に現地へ出発する陽お時間の調整をするとさらに効果があります。

北(☂️)も南西(🌤)に方位除けが可能。南西に移動後、現地入りが北東(⛅)となるように調整してください。

西(☂️)へは北東(⛅)に方位除けが可能。南西に移動後、現地入りが南西(🌤)となるように調整してください。

注意方位…北西

効果的な方位除けが採りにくいので、一度南西の最大吉報を利用して吉運氣を取り込んでから現地入りするか、吉刻を利用しての移動を検討してください。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

6日冲本命星は、三碧木星、六白金星、八白土星本命星の方です。(お出かけの有無にかかわらず凶事しやすい一日となります)

三碧木星…本命星兌宮(金)で定位対冲で巡ります。日破が重なるのでケアレスミス、過失多い一日となります。特にコミュニケーション、上司への報告、文書の提出に注意。行動に移す前に再度入念にチェックを。

六白金星…本命星坎宮に回座。暗剣殺をかかえます。人間関係の距離感に悩む一日で、氣を使ったつもりが煙たがられたり、距離を置くと冷たいと非難されそうです。空亡が重なるので行動が何かと空回りしそうです。うまくいかなくても焦らずに落ち着いた言動、行動を。いつも以上に普段の自分を意識するとよさそうです

八白土星…本命星は震宮(木)に回座。宮と日辰から剋を受けるので運氣が低迷します。何かと期待はじれ、失望を味わったり、ストレスから暴飲暴食に走りやすいです。自暴自棄に成らず、行動も少し控えめに。

 

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、子刻(大吉)、寅卯刻、酉刻で、凶方位へは早朝の移動が良さそうですが今一つ使いにくい時間帯となります。

氣學・日盤及び時盤では、子刻、酉刻の南北、寅卯刻の西、凶煞重なる注意方位となります。

それでは6日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

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