易経「繋辞上伝」を読み解く⑪ 易照の方位予報8月22日予報

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易経「繋辞上伝」を読み解く⑪

 

夫(そ)れ易は広し、大いなり。以て遠きを言えば則ち禦(とど)まらず、以て邇(ちか)きを言えば則ち静かにして正し。以て天地の間を言えば則ち備われり。(繋辞上伝第6章第1節)

この章は「易経」という書物は何であるかということを改めて再定義しています。

ただしここで言う「易」は宇宙の法則と置き換えた方がわかりやすいでしょう。あるいはこの節「易=宇宙」と読み替えても通じる節です。

易(宇宙)を語るに、その大きさを問えば無限の広がりと奥行きを持ち限りがありません。では次元の違う存在で、手の届かないところにあるかと言えば一方でその存在は常に身近にあるし、感じるものです。宇宙の法則は極めて単純であるし、それをもってすればこの世のあらゆることを網羅しており、説明ができます。

夫れ乾は其の静かなるや専(もつぱ)らにして、其の動くや直(なお)し。是を以て大いに生ず。
夫れ坤は其の静かなるや翕(あ)い、其の動くや闢(ひら)く。是を以て広く生ず。(繋辞上伝第6章第2節)

この節の「静」をどのように解釈するか?解説する本によっては「静」と「動」を対にして考え、静とは陰も陽もその氣を発しない静止の状態であると説明します。しかしここまで読み進めてきた解釈からすれば、この静は作用の静であって、陰も陽もその氣を発するに音もたてず存在を誇示することもなくごく自然に当たり前に作用する。

大音希声、大象無形。(老子道徳経第40章)

「六然訓」の言葉を借りれば、「得意澹然」であり「自処超然」であり「有事斬然」であり「無事澄然」です。陽の氣は曲がることなく直線的に陰に向かって力強く作用し、それを受けた陰は其れをしっかりと受け止め陽から受けた縦のエネルギーを横へ横へと広げていく。

陰陽の関係から五行へとそのエネルギーを転化していく様子を表します。そこから先は各五行の中で陽の氣と陰の氣に分かれ相互に作用しあいながら万物を生成していく。無限の広がりです。仰ぎ見れば宇宙は広く無限の広がりを見せますが、足元を見ればこの世界も宇宙同様に、無限の広がりと奥行きをもっているのです。

したがって易経に描かれている内容は、「かくあるべきだ」「こうでなければならない」という断定ではなく、あるいは「してはならない」「あるべきでない」という否定もありません。その解釈は極めて広く自由なのです。

広大は天地に配し、変通は四時に配し、陰陽の義は日月に配し、易簡の善は至徳に配す。(繋辞上伝第6章第3節)

この節にはもう一度先天八卦の図を思い起こす必要があります。

広大とは、坤と乾の縦のつながり。「広」は「至れるかな坤元」の坤の卦徳であり、「大」は「大いなるかな乾元」の乾の卦徳です。

変通とは「兌、震、艮、巽」の四卦をさし乾の陽氣を受けた坤が様々な生をこの地球に広げ生じる様子を表します。

「陰陽の義」、ここでの「陰陽」は「昼夜」であり時の運行を指します。従って左右の「離=日・太陽」と「坎=月」を配すと解く。

「 易簡の善は至徳に配す。 」

「易簡」は易の仕組み、原理。「善」はもちろん宇宙の法則の本質である「生」であり「性」ここまでに読み解いてきた「愛」であり孔子の言うところの「仁」でありますが、ここではその易の性質その物を定義するよりも、それを用いる人に焦点を当て「正しい」とその用い方の在り方を述べたと解釈します。

このように、世界の成り立ちは至極単純であり明白である。易経は実に難解なように見えて、全てこの原理に基づいているのだから、実は理解するに「易く」、その原理を用いるに「簡易」であり、正しく用いれば天地の徳をあまねく一身に受けることができるのです。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 8月22日予報

方位予報図

予報詳報

北…🌂

小凶方位(死門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は子孫で、お買い物運はまずまずでほしかった商品や、お買い得品に恵まれそうですが、九星は三碧木星で追記が大きくなり散財しやすい方位です。欲しいが先行して理性を失いがちです。

交際運…凶。軽率な言動、相手に冷たい態度をとってしまい関係が冷え込みそうです。

仕事、勝負、功名…やや凶。勝負事や交渉事は思わぬ相手のミスを誘いそう、ただし九星三碧木星回座で何かと積極的ではあるのですが、集中力を欠き自身がミスを犯す面も多いでしょう

健康…ヒステリー、ノイローゼ、目の周りのケガ

北東…☂️

凶方位(驚門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は妻財の寅が日併でお買い物運好調ですが、失せ門、落とし物に注意な方位です。ギャンブルは凶。のめりこんで散財の暗示。

交際運…凶。特にカップルはつまらないことで口論になりがちで、心労を重ねそう。家族では子どもが嘘をついたりしそうです

仕事、勝負、功名…やや凶。勝負事、交渉事は相手の奇襲に悩みそうです。チームプレーでは同僚がミスを犯して足を引っ張りそうです

健康…腰痛、関節痛等

東…☂️

凶方位(五黄殺) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。貴重品の紛失や忘れ物に注意。ギャンブルは負けを取り戻そうとのめりこんで傷口を広げそう。

交際運…凶。口論、対立の絶えない凶方位です。特に五黄殺と凶星咸池同会でカップルは要注意。男性は浮気の疑惑を持たれたり、お出かけ先で浮気相手とばったり出会いそうです

仕事、勝負、功名…凶。スタンドプレー、独断専行が目立ち周囲から孤立します。仕事、勝負事閉塞気味で状況打開に躍起になるが返って状況を悪化させそうです

健康…食あたり、激しい腹痛

南東…🌤

吉方位(休門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支の巳(火)が官鬼を帯びてギャンブル運が好調です。九星は六白金星が巡るので直勘が冴え、思わぬ臨時収入も期待できます。お買い物運、方位地支空亡で目的の物品切れしていたり、予想より値段が高いということがありそうです

交際運…やや吉。方位地支の辰(土)が父を帯びて空亡するので、お悩み事の解決、知人や友人、先輩などに相談すると吉。カップルは九星六白金星が定位対冲で、つい相手に対し強引な態度、強い態度で臨んでしまい反発を買ってしまう面も

仕事、勝負、功名…吉。リーダーシップを発揮できるでしょう。直感が冴え、仕事、勝負事とっさの判断でチャンスをものにできそうです。

健康…大きな崩れはありませんが過労による体調不良に注意しましょう

南…☀

大吉方位(生門旺相・回座宮旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は官鬼で勝負事、ギャンブル運が好調です。但し九星は二黒土星で大穴狙いは不可。お買い物は日用品、手回り品に掘り出し物、お買い得品がありそうです。

交際運…吉。お悩み、トラブルの相談はこの方位の交友関係が力になってくれます。カップルのお出かけはお互い情熱的になって関係が深まりそう。

仕事、勝負、功名…吉。スタンドプレーより地味でも堅実が奏功します。

健康…大きな崩れはありませんが、火性が強いので熱中症に注意

南西…☂️

凶方位(日破) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。ギャンブルは当てが外れて大敗しそうです。お買い物運も不良品、価格に対し品質が見合わず失望しそう。

交際運…凶。コミュニケーションの齟齬、言葉の行き違いから口論が絶えません。特に夫婦、カップルは要注意。

仕事、勝負、功名…凶。判断ミスから傷口を広げそう。勝負事はライバルが強く、チームプレーでは同僚のミスで足を引っ張られます

健康…ストレスから胃腸を傷めそうです

西…☔️

大凶方位(杜門旺相・暗剣殺) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。九星は九紫火星で一見明るく耳触りの良い広告や勧誘にご用心。方位地支は兄弟で交友筋からの借財の申し入れや投資話の勧誘などがありそうです。全て凶。

交際運…凶。九紫火星が巡り些細なことで炎上しそう。口論、対立事の絶えない悪方位です。

仕事、勝負、功名…凶。スタンドプレーでチームワークを乱し周囲から孤立しそうです。

健康…熱中綜、口周りの火傷、のどの痛み

北西…🌤

吉方位(景門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや吉。九星は八白土星、方位地支の子孫と同会で物欲が強くなり、欲しいが先行して理性を失いがちです。ギャンブルはのめりこむと失敗します

交際運…吉。方位地支は戌が父母を帯び日辰の剋を受けます。悩み事、問題解決に交友筋が力になってくれる吉方位です。

仕事、勝負、功名…吉。仕事でも、勝負事でも転換点を握るキーマンとなりそうです。

健康…手足のケガ、腰痛など

凶方位への処方箋

警戒方位…北東、東、南西、西

北東(☂️)…効果的な方位除けが難しい方位です。吉方位の吉運氣を利用してください。現地への移動は吉刻を利用するとなおよいでしょう

東(☂️)…北西(🌤)への方位除けが可能です。移動後の現地入りが南東(🌤)となるように調整して方位除けを行いましょう。

南西(☂️)…北西(🌤)への方位除けが可能です。移動後の現地入りが南(🌤)となるように調整して方位除けを行いましょう。

西(☔️)…北西(🌤)への方位除けが可能です。移動後の現地入りが南(🌤)となるように調整して方位除けを行いましょう。凶意が強いので現地への移動は吉刻を利用するとなおよいでしょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

22日注意本命星は、四緑木星、五黄土星、八白土星です(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

四緑木星…本命星は坤宮(土)を剋す死氣。日破が重なる為自滅運。自らの過失で悩みを抱えそうです。

五黄土星…本命星は震宮(木)より剋を受けます。本命星は日辰からも剋を受ける衰運日です。ストレスから金遣いが荒くなったり、過食の暗示があります。

八白土星…本命星は乾宮(金)に泄氣。日辰から剋を受ける低迷運です。飲食や金銭に異性に関わることで悩みやストレスをかかえそうです。

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
日盤より運氣を推断する法
日盤を使った運氣及び発生する事象の推断法を解説します
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、子丑刻、辰巳刻(巳刻大吉)、未刻です。凶方位へは午前中の出発が良いでしょう。

氣學・日盤及び時盤では、子刻及び巳刻の東西及び南西、丑刻の南西、辰刻の南西、凶煞が重なります。同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

それでは22日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
来年の四月には、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
3年以内に「五行易」ないし運命學に関する本を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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