桜田虎門「五行易指南」現代語訳40

「五行易指南」現代語訳
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桜田虎門「五行易指南」現代語訳39
泄氣の説

桜田虎門「五行易指南」現代語訳40

巻2 併、不併、冲、不冲

「併」とは卦の中の爻が日辰や月建の地支と同じ地支を帯びることを言う。

亥日に占って本卦に亥(水)を帯びる爻があればこれを「日併(にっぺい)」と言い、亥月に占って本卦に亥(水)を帯びる爻があればこれを「月併(げっぺい)」と言う。

「不併」とは、例えば亥日に占って、本卦に亥(水)を帯びる爻があり、これが用神となる時は大吉象と見るのであるが、もし用神自ら発動して墓に化したり、絶に化したり、冲に化したり、回頭の剋に化する場合は吉と断じないばかりか、かえって即日凶事に遭う。これを「日辰変壊(にっしんへんかい)」と言う。

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「不冲」とは、例えば亥日に占って、本卦の中に巳(火)を帯びる爻があってこれが用神となる時は日辰に冲されるために凶と断じる所であるが、この時卦中に亥(水)を帯びる爻(忌神となる)があって発動し、自らが墓に化したり、絶に化したり、冲に化したり、回頭の剋などに化する時は、用神を剋することはできずかえって即日に吉事に遭うという。これを「日辰化壊(にっしんかかい)」と言う。

「日辰変壊」「日辰化壊」もいずれも卦中に日併する爻が発動する場合に起こりうる現象である。

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