”準伏吟”の差は?

五行易占例
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”準伏吟”の差は?

「五行易(断易)」の数ある諸機関の一つに「伏吟」という現象が有ります。

これは八卦の「乾」と「震」の間に起こる現象で、納甲すると地支の組み合わせが全く同じになります。

つまり動いているが動きの取れない、八方ふさがりのような閉塞感、足踏み、逡巡といった内容を想起させる現象です。

ところでこの「伏吟」と似たような現象に「準伏吟」という現象が有ります。この伏吟現象は「断易」と呼ばれる流派では採用していない場合が多く、古典、あるいは菅原壮著「断易入門」、あるいは専門書としての近著「断易の教科書」にも採用されていない概念です。

この伏吟現象は八卦の「坎」と「離」において起きる現象で、納甲すると初爻と二爻、四爻と五爻がそれぞれ進神&退神のペアとなり、3爻と上爻が相剋の形となります。

”伏吟”と”準伏吟”の差は?

「五行易(断易)」の数ある諸機関の一つに「伏吟」という現象が有ります。

これは八卦の「乾」と「震」の間に起こる現象で、納甲すると地支の組み合わせが全く同じになります。

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つまり動いてい

房主が受け継いだ「近代五行易」において追加された概念で、この概念は九星気学に根っこがあるようで、一白水星が南の離宮(火)に回座したり、九紫火星が北の坎宮(水)に回座する、いわば定位対冲にあたる凶煞が元となっている様です。

水火殺(すいかさつ)

 水火殺は、水と火の属性が直角に交差する方角を示しています。
一白水星の水、九紫火星の火がぶつかり、お互いに勝とうと争っている方角なので、縁起が悪いとされています。
水害や火災など、水と火に関する災害には特に注意が必要です。
また、相克(相反するものが争うこと)の方角であるため、北へ行くのは例えると大喧嘩をしている人たちの間に立っているようなものです。落ち着かず、頭痛がしたり不眠症などになってしまうこともあるかもしれません。また、自分自身も水と火の相克の影響で人と争い、トラブルを起こしてしまうことがあるため、家族、友人、恋人と喧嘩をしやすくなる方角です。

ただし「準伏吟」の「準」の字を充てた所は少々この伏吟現象を「軽度」に捉えてしまう誤謬があるようで、最近は「準」を取って解釈しています。

意味する所は伏吟と同等、閉塞、停滞、逡巡なのですが実際にこの現象を出すと実感では、通常の伏吟よりも重い感じがします。

通常の伏吟は後天図に置いてみると乾と震でこれは定位対冲ではありません。

ただし坎と離では後天図でも定位対冲であるし、これは先天図でも同じですから、そういった意味で水と油のような関係で非常に凶意としては重いのかもしれません。

この(準)伏吟で忘れがたいのが昨年の大雪で電車が立ち往生した時に出したこの象です。

用神は乗り物の象意が有る父母で取ります。

四爻の申(金)で月破。ホーム内で立ち往生している様子。ただし発動して酉に変化の進神に化す。

但し原神は三爻は空亡、五爻は発動するものの戌から未に後退する退神に化す

進神と退神のペアは伏吟現象で意味する所は閉塞ですから、いつまでたっても発車できない様子です。

世爻は自分自身で、日辰から合されて合住。日辰帯類は兄弟なので、他の乗客共々列車内で発車を待ちます。

この卦を出した時点で半ばあきらめました。

世爻の合を解くのは冲の申(金)ですが、申刻はすでに過ぎています。

ならば用神の伏吟を解くとなると申の冲は寅。時刻に直すと明朝4時です。

あるいは、用神の申と上爻の子、発動していない三爻の辰で申子辰(水局三合)、この動かない辰を待つ虚一待用となると辰刻で、明朝8時頃となります。

人生初の列車・車中泊か…と覚悟していたら、事態はさらに悪化。

積雪の重みでパンダグラフが下がり始め電車の給電が維持できない…とアナウンスが有り電車からも降ろされてしまいました。

駅は臨時の待合所として営業時刻を終えたみどりの窓口を開放しましたが、駅員からのアナウンスが絶望的です。

「猿橋駅を走行中の列車が、架線凍結箇所を通過したところパンダグラフより生じた火花で、架線が破断。現在架線の通電を停止して復旧に当っています。但し、復旧には相当数の時間を要しそうです」

この時ばかりは電車に乗っていて、刻一刻と悪化の一途をたどり、絶望感を味わいました。

実は先日も某館でのご相談案件の多寡を占った時にこの伏吟の象を出して非常に苦しい思いをしました。そんな時に感じたのは、この坎と離の伏吟は乾と震の伏吟よりも重いのではないか?

そして通常の伏吟はこれを冲する時、例えば二爻の寅を冲する申、あるいは辰を冲する戌を以て解けると考えますが、坎と離の伏吟は冲では解けないようです。

五行易(断易)の応期に照らし合わせれば、伏吟現象を起こしている地支を合する時にこれが解けるのか…というとそうではない。

何回か、この現象を体感するに、地支の値がめぐってこないと解けない様です。

実際に引用した電車が止まった伏吟では、10時ごろ運転再開したものが、その後沿線の倒木等で再び運転が見合わされ、正常化したのは翌日の午後3時ごろでしたから、四爻の申(金)の値を待ってようやく伏吟が解けたのです。

それでは「伏吟」と「(準)伏吟」では、これまで「準伏吟」とされてきたものの方が重いという仮説は正しいのでしょうか?

占的「“準伏吟”の方が伏吟よりも重いのか?」

立卦及び卦象

本卦は「震為雷」、之卦は「水天需」を得ました。

本卦は雷の象で繰り返す。実はこの立占の前に「山雷頥→風雷益」を得たのですが独発卦で読み解きが非常に困難であったので再占しました。

その事象が現れたのか、易神は再占の象には非常に明快な象で答えてくれました。

之卦は「待つ」の象。(準)伏吟が解けるのは、昼や合ではなく伏吟を起こしている爻の地支の値を待たなければならないという点で、非常に重いと言えます。

用神は官鬼で取ります。

用神は五爻に現れています。月破とはこれまでは「準」の字に惑わされて伏吟よりも軽度と見られていた様子。

ただし日辰から生を受け、発動して回頭の生ですからその認識が改まってきてる様子でしょう。

内卦で伏吟が発生しています。

これは、この立占に先立って得た独発卦の解釈にくるしんだ様子。また一方で官鬼は五爻にあり、これと冲する関係にある兄弟寅を伏吟の凶意と読み解くと、確かに寅は月併でこれまで強い凶意を伴うと考えられていた様子ですが、二爻は空亡し官鬼は易の卦で最も位の高い所に現れましたから、凶意としては(準)伏吟>伏吟と判断して良さそうです。

反吟の思い反吟を「剋反吟」あるいは「真反吟」と呼んでしますから、「準伏吟」を改めて「真伏吟」と呼ぶことにしましょうか?

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