易照の方位予報 6月3日予報

方位予報
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推命から日運を推す

 「五行易」や各種東洋占術に用いる暦は「干支暦」という独特の暦を用います。本日であれば「辛丑歳癸巳月辛巳日」となります。このうち「辛」や「癸」は天干「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の十干で、「丑、巳」が地支「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の12支となります。 

 天干は日月の規則正しい運行で、人間の営みとは関係なく時を刻みます。一方で地支は大地で生活する我々にとって、氣温や氣象といった部分に密接にかかわり、天干が10に対し地支が12と2つ多いのは、例えば夏至は一日の日照時間が一年で一番長いわけですが、日照時間と暑さは必ずしも=ではなく、大地が熱を蓄えるのに約1か月ほどのタイムラグが生じ、24節季でいう「大暑」(7月20日前後)のころが最も暑さを感じる時です。(2というタイムラグは夏至から大暑に至るまでの2節季の差を表しているのかもしれません)

 ところで占断上では、この天干を用いるのは主に「四柱推命」と「奇門遁甲」で、「五行易」では天干を用いた占断はほとんど例がありません。最も、このうち「奇門遁甲」の天干は暦とはあまり関連がなく、時局に応じ各宮に便宜的に天干を割り振っているにすぎません。

 「四柱推命」では、その人の生涯にわたる運勢、大運であったり、年運は流年運としてギリギリ判断できますが、月や一日の運勢を推命の命式からは読み取ることができないとされています。これは命式がすべて天干に変換されてしまう(生年月日及び時の地支も「蔵干」といい、命式では地支を基にその地支が帯びる時局の天干に転換してしまいます)からで、地支のように合冲刑害といった関係をみることがなく、具体的あるいは詳細に至る事象が判断できません。(干合という概念はありますが、あまり験無く、干合そのものを否定する流派もあります)

 およそ「天干」は人の営みに関心を払わない「月日」の運行を表し、そこから推断できることは「長期にわたる運勢や運命に限る」という解釈が四柱推命的な考え方です。ただし自分も含め、一年後、十年後よりも今日、明日、明後日の運勢を知りたくなるのが人間です。そこに天干に比べ人に寄り添う地支を用いた「五行易」などの推命以外の占術の活躍の余地があるのですが、月運や日運を推断するときに「天干」を全く考慮しない…というのも疑問が残ります。

 ちなみに本日は「癸巳月辛巳日」。暦から日運を推断するのであれば、「辛丑歳」の年の作用はほとんど有りませんので考慮不要。また月建(月)の「癸」も一か月の運勢を推断する場合は影響がありそうですがこれも日運を推断するのであればあれば外しても差し支えないでしょう。そこで残る「辛巳日」の「辛」です。

 ちなみに私の推命の命式の日柱は「庚(金)」 「蔵干・丙(火)」となります。日辰の天干「辛(金)」は陰干で、命式の庚と比和しますが、陰干から陽干である庚への作用は微弱と推命では判断します。従って日辰の辛からの作用はあまり感じられないず、一方で日辰の地支は巳(火)で、これは蔵干の丙と比和、一方で庚を火・剋金で剋します。月も巳月で、本日の私は、命式上月日両方から剋を受けることになります。

 果たして本日、連日の草刈の疲労がたまっており(火・剋金の作用)、朝起きた物のいつものはつらつとした寝覚めではなく、床の中で二度寝、三度寝を繰り返しました。(それでもいつもより早く起きました。「辛」比和の作用

それでも依頼されたという義務感、責任感から昨日と同じ時間草刈りを行い、疲労困憊状態で帰宅しました。

本日の日盤です。本命星八白土星は坎宮(水)で「父母」を帯びており、責任感、義務あるいは疲労という象意があります。(ちなみに生日の地支は「寅(木)」でこれは日辰の巳(火)に対し「父母」にあたります)そして日柱の蔵干は、自身の内面的な性格を表し、「丙(火)」で陽の火です。五行の「五常」で火が著す所は「礼」であり、任されたことは責任もってやり遂げたいという内心に抱く信念を示し、これが日辰の巳(火)に比和して日辰から背中を押されますから、疲労感を感じつつもいつも通りの作業工程をやり遂げた…ということだと思います。

 このように見ると、推命の命式からその日の日運を推断するということは不可能ではないなぁと感じた所。ただし推命の命式だけでは具体的な吉象、凶象の内容を推断することは難しいです。日盤の本命星回座宮より総合的に判断しましたが、生日の寅が日辰に対し「父母」を帯びたことと日盤の本命星回座宮が「父母」を帯びた一致が、偶然なのか実は意味があることなのかは今後も検証を続けないとわかりません。

初めての方は“方位予報”閲覧前にご確認ください
サイトでご紹介する日盤の利用法、判断法を解説します。

易照の方位予報 6月3日予報

方位予報図

予報詳報

北…☂️

開門(金)が坎宮(水)に巡ります。門は日辰から剋を受けると同時に、日破が巡る為凶方位です。方位事象、お出かけすると金銭面や異性関係で悩み深める方位です。方位地支、父母が妻財を帯びる日辰から冲を受けるので、支払いは金銭授受をめぐって問題が発生したり、夫婦間やカップルの間では深刻な対立案件生じやすい。特に九紫火星が定位対冲で巡るので、ちょっとしたことでも炎上案件となります。健康面、火性が強いので炎症、ただれ…といった象意があります。何かにかぶれたり、アレルギー症状をお持ちの方はご注意ください

北東…⛅

休門(水)が艮宮(土)に巡ります。門は宮より剋を受け、宮は日辰から生をけるので吉門巡りますが、運氣は今一つ盛り上がりません。方位事象、飲食など氣晴らし目的のお出かけは吉。方位地支、寅(木)が「兄弟」を帯びるので、友人などと誘い合っての会食などは話も弾みストレス解消。もう一つの地支、丑(土)が「妻財」を帯び日辰から生を受けるので、金運面も悪くありません。ただし当日中の結果、結成果を求めることなく、宣伝、種まき、商談は継続案件ととどめた方が吉。健康面、大きな崩れはありませんが、飲食関係で火傷をしたりケガなどのトラブルの暗示有

東…🌤

生門(土)が震宮(木)より剋を受けますが、門は日辰から生を受け吉方位です。方位事象、震宮方位が「兄弟」を帯びるので、特に人間関係改善に吉。友人知人、あるいは職場の同僚と親睦を深めるに最適な方位です。ただし、多少の出費、支払いは覚悟しましょう。方位地支「兄弟」を帯びるので、金銭面や人付き合いでストレスを感じやすい側面を持ちます。健康面、吉方位に付き大きな崩れはありません。

南東…☂️

傷門(木)が巽宮(木)で比和旺相です。ここに暗剣殺巡り凶方位です。方位事象、傷門(木)象意より人間関係の悪化、交友間でのトラブルや特に金銭をめぐるやり取りの中で問題生じやすい方位となります。方位地支、辰(土)は「妻財」を帯び日辰から生を受けますが、甘い見通しで商談や契約などは後々問題となりそうですし、思わぬクレームが付きそうです。健康面、宮に青龍巡るので飲食に注意。季節柄食中毒に注意

南…🌂

杜門(木)が離宮(火)に回座。門より宮を生じる泄氣となります。日辰も火性を帯び宮が旺相するので、凶門杜門(木)の凶意が泄氣で減少し、🌂判定です。方位事象、秘密や隠し事がばれたり白日にさらされます。特に異性間では注意。方位地支、子孫を帯び日併します。出だしは順調でも、油断から突如暗転の兆し有。仕事面でも、交友面でも慎重な言動、行動を要する方位。健康面、軽率な行動や行為がケガや事故を招く。火性が強い日なので火傷や火難に注意

南西…⛅

景門(火)が坤宮(土)に巡ります。門は日辰から生を受け旺相のため吉方位です。方位事象、仕事面特に頭の回転が良く、アイディア、閃きが冴え成果を上げられそうな方位。一方で調子に乗りやすく空回りの暗示があるので、好調な中にあっても慎重さを忘れずに。健康面は、冷たい物、あるいはおなかを冷やしての腹下し等

西…🌂

死門(土)が旺相方位に巡り、門は日辰から生を受け凶方位です。方位事象、何かと注意力散漫になりトラブル多発の悪方位。車両の運転などは特に注意。九星は六白金星が巡り兌宮回座で、対人関係配慮が足らず、親しい間柄でも対立が生じます。いつも以上に周囲に気配りが大切。健康面、頭のケガ、首や背骨を傷めたり、上半身に疲労がたまりやすい

西北…🌂

驚門(金)が乾宮に比和旺相。門は日辰から剋を受けるものの、五黄殺巡る凶方位です。方位事象、夫婦間で突発的な事象や門だhが発生しやすい。事故や怪我注意の方角。その他書類や通信での不備、独断専行に陥りやすく周囲からの孤立に注意。コミュニケーションに解くん配慮しましょう、健康面、ストレスや精神面で胃腸を傷めたり体調が悪化しそう

凶方位への処方箋

警戒方位…北、南東、北西

北は南西(⛅)への方位除けが可能です。南西(⛅)その後の現地入りが北東(⛅)となります。

南西は北東(⛅)への方位除けが可能です。北東(⛅)その後の現地入りが南西(⛅)となります。

北西は効果的な方位除けが難しい方位です。可能な限り吉刻出発を心掛けましょう。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

3日注意本命星は、三碧木星、六白金星、九紫火星本命星の方です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

三碧木星…本命星は巽宮に回座し暗剣殺と重なります。勢いに任せた行動が過失を招く一日。行動言動は控えめを心掛けましょう。何かと肉体的、精神的に疲れを感じやすい一日です

六白金星…本命星は兌宮(金)に回座し比和しますが、月日からの応援がありません。物事は努力しても報われず。挫折を味わいやすい一日となります。

九紫火星…本命星は坎宮(水)に定位対冲で巡り日破と重なります。月日の五行に比和するので大きな崩れはありませんが、諸事成就し難い一日。行動しても大きな困難や問題、壁に直面したり思考と現実に大きな隔たりがあり挫折感を味わいやすい

「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します
氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。

 

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、子丑刻、午刻、酉刻で、凶方位へのお出かけは正午前後がおすすめです。

氣學日盤・時盤では、子刻の北が凶煞重なる凶方位となります。

それでは3日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます。

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