易経「繋辞上伝」を読み解く27

易経繋辞伝
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易経「繋辞上伝」を読み解く26
易経繋辞上伝を読み解く。先天図と後天図の連続性を数字に当てはめて読み解きます。

易経「繋辞上伝」を読み解く27

是(こ)の故に、四(し)營(えい)して易を成し、十(じゆう)有(ゆう)八(はつ)變(ぺん)して卦を成す。八卦にして小成す。引きて之を伸ばし、類に觸(ふ)れて之を長ずれば、天下の能(のう)事(じ)畢(おわ)る。(繋辞上伝第9章第5節)
占筮法のまとめ

この節第3節における、立筮の方策についてを再度まとめます。

「四營」とは、「 大(たい)衍(えん)の數(すう)は五十、其用は四(し)十(じゆう)有(ゆう)九(きゆう)。分(わか)ちて二と爲して以て兩に象り、一を掛けて以て三に象り之を揲(かぞ)ふるに四を以てし、以て四時に象り、奇を扐(ろく)に歸(き)して以て閏(うるう)に象(かたど)る 。 故に再(さい)扐(ろく)して而(しか)る後に掛(か)く 」の解説の中で行われる、「 分(わか)ちて二と爲して以て兩に象り ( 太極の1本を除いた残りの筮竹49本を扇状に広げ、二つに割る。…両儀 )」を一營(営=行い)とします。

続く「 一を掛けて以て三に象り (両儀に分けた左手の束を卓上に置き、 置いた束より1本を取り左手の薬指と小指に挟みこれを“人”とする…人策 )」を二營。

「 之を揲(かぞ)ふるに四を以てし、( 右手に持つ天策の束を、四本ずつ数え、余りを左手の薬指、中指に挟む。続いて卓上に置いた束を同様に4本ずつ数え余りを右手の薬指中指に挟む )」を三營。

最後に「 奇を扐(ろく)に歸(き)し (左手の人策の一本に加え、右指に挟み残った余りの筮竹の本数を数えまとめる)」を四營とします。

以上の四營までの一連の手順を“変”と言い、この変を3回繰り返す(ただし2回目、3回目は余りで除いた筮竹の残りで立筮する)ことをで爻の陰陽を求めます。八卦を求めるには三変×三爻で九変、卦象には下卦上卦の八卦二つで構成されますから、九変×2回の18変で卦象を導き出します。

「 是(こ)の故に、四(し)營(えい)して易を成し、十(じゆう)有(ゆう)八(はつ)變(ぺん)して卦を成す。 」

「ゆえに“四營”の立筮手順を三回繰り返すことで下卦の八卦を求め、もう一度初めから四營を三回繰り返すことで上卦の八卦を求める。四營は“一変”であり、三変で爻の陰陽を導き出す。(易の卦象は下卦、上卦の六爻で構成されるから)18変を以て卦象を導き出すのである」

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「 八卦にして小成す。引きて之を伸ばし、類に觸(ふ)れて之を長ずれば、天下の能(のう)事(じ)畢(おわ)る。 」

「八卦を重ねることで64卦を求めることができる。卦象にふくまれる爻の中に変化する爻があれば“之卦”を求められるし、また卦象の中に含まれる八卦や以て断じたり、上下入れ替え変えた卦象の前後を考えてみたり、陰陽反転させることで、最初に得た64卦をさらに発展させれば、天下に起こる神羅万象あらゆることを表現することができるのだ」

「八卦にして小成す」とは、「64卦」を構成する下卦、上卦それぞれの八卦を「小成卦(しょうせいか)」と呼びます。この小成卦を二つ重ねることで「64卦」が出来上がります。

ところで、得た卦象を構成する爻の中に「老陽」「老陰」がある場合、この爻は陰陽が反転します。従って18変の一連の手順を踏んで導き得た卦象に、老陽や老陰を帯びる爻があればその爻が反転することで別の卦象ができます。最初に導き出した卦象を「本卦」と言い、一方で爻の変化によってできる卦象を「之卦(しか)」と呼びます。

この之卦は一つの爻だけでなく六爻全部が変化する場合も当然ありますから、その可能性としては64卦×64卦で4096通りの変化の可能性があるわけです。従って、この4096通りの変化を以てすれば、この世で起こりうるあらゆる事象を、易の卦象を以て表すことができると孔子は言うのです。

しかし、之卦のみを以て易断は下しません。易の卦象の見方としては、その他に「互卦(ごか)」「綜卦(そうか)」「錯卦(さっか)」等があり、また一つの卦象の中から下卦のみを取り出して判断したり、二爻三爻四爻、あるいは三爻四爻五爻で八卦を抽出して断じることもでき、その可能性は融通無碍、無限の可能性を秘めています。

したがって「 引きて之を伸ばし、類に觸(ふ)れて之を長ずれば 」の句、ここには爻を変化させて得られる之卦(二次元的視点)、卦に含まれる「八卦」や「互卦」(三次元的視点)、卦象を上下180度反転させる「綜卦」(4次元的視点)に加え、全爻陰陽反転させることで得られる「錯卦」(時の概念を超える五次元的視点に立つ)をもってすれば、四時万象に通達できると孔子は解きます。

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易経繋辞上伝を読み解く第9章第6節占筮の際の心構えを説く
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