”小国寡民” 易照の方位予報 4月13日予報

方位予報
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”小国寡民”

小国寡民。
什伯(じゅうはく)の器有れども用いざらしむ。
民をして死を重んじんて遠く徙(うつ)らざらしむ、舟輿(しゅうよ)有りと雖(いへど)も、之に乗る所無く、甲兵有りと雖も、之を陳(つら)ぬる所無し。

民をして復た縄を結びて之を用い、其の食を甘(うま)しとし、其の服を美とし、其の居に安んじ、其の俗を楽しむ。隣国相望み、鶏犬の声相聞こゆるも、民老死に至るまで、相往来せず。(老子道徳経第80)

その国は小さく、その住民は少ない。
しかし、その国に住む住人は、その土地で亡くなり土に返ることを望み、遠く異国の土地に移り住むことを望まない。船や馬車はあるが、それに乗って遠くに出かけることはしないし、外敵から郷土を守る鎧兜や刀剣はあるが使う機会はめったにない。
人々は自ら縄を結うように、その土地で取れるものを自在に使って衣食住を賄い、その土地での生活文化を楽しんでいる。確かに自分たちの国とは異なる異国の存在は知っているし、その異国の情報は鳥や犬の鳴き声のように伝わってくるけれども、若者も老人たちも敢てその異国に移住するようなことはせず、終生その土地を愛し続けている。

房主が好む老子の一節です。

統一地方選挙の前半戦が始まっており、房主の住む地域でも県議選が行われました。

懇意の志ある大学教授が立候補され、生まれて初めて選挙なる物に身を投じましたが、自身も忙しく、あるいは八白土星という束縛を嫌う本命星を持っていたためか、組織に身を置いていながら半ば幽霊メンバーとなってしまい、候補者にも、自身にも不本意な活動、そして結果となりました。

それでも数日、数時間、選挙活動なるものに関わって感じたことは、「政治」と「現実」の乖離です。

もちろん候補者は崇高な理想・理念を持っていますし、その公約も他の陣営に比し、きめ細やかな具体的な公約を掲げていました。

しかし、有権者にそれらを届けるには、わかりやすく、あるいは実利を伴わないと伝わらない。

結果行きつく先は「お願い」となります。具体的に自身が関わり行ったことは、「有権者に対する、候補者に対する投票のお願い」に尽きる。

平成の市町村の大合併で、地方の行政区分が大きく区分けされました。それに伴い、選挙区も随分と統合されました。

その結果、各候補者は地域に根差した活動は制限され、また限られた日程での選挙活動となると、いかに効率よく公約や理念をわかりやすく有権者に伝え、あるいは候補者の名前を有権者に印象付けるかが重要になってきます。

土地がらなのか、地域の選挙は戦国時代さながらに、各候補者のカラーや陣営のスローガンが書かれたのぼりが地域地域に立ちます。

この数がその陣営の勢いであり、推していた候補はポスターものぼり旗も他の陣営に比して少なく、結果最下位の得票に沈みました。

「感覚の喪失」

テレビの普及、あるいはネットの世界でも動画がもてはやされる時代です。

ネット検索すれば誰でも簡単に情報を視覚的に入手できる。

一方でそれは「視覚や聴覚」に偏重する事であり、人間(動物)の五感である「味覚、嗅覚、触覚」が退化しつつあると懸念します。

視覚や聴覚は唯物的であり、一方で残る嗅覚・味覚・触覚は形而的な感覚です。

現代人は「感じる」ことが少ない。

ネット上には言葉は悪いですが「安っぽい共感」が溢れています。

某大手サイトのネット情報には、「カスハラ客を撃退した店員の話」「モラハラを撃退した英雄譚」めいた情報が溢れています。

よりインパクトのある感動譚、英雄譚でないと共感を得られない。

この、インパクトは視覚、聴覚が最も得意とする分野です。

引用した老子の世界は、先日取り上げた『アナスタシア』の世界観なんだと思います。

カルダシェフスケールと「アナスタシア」の世界観 易照の方位予報 4月10日予報
地球は新たな”次元昇華”の時代にさしかかっているのか?

引用の現代語訳は、それを踏まえて房主が訳したもの

その国は小さく、その住民は少ない。
しかし、その国に住む住人は、その土地で亡くなり土に返ることを望み、遠く異国の土地に移り住むことを望まない。船や馬車はあるが、それに乗って遠くに出かけることはしないし、外敵から郷土を守る鎧兜や刀剣はあるが使う機会はめったにない。
人々は自ら縄を結うように、その土地で取れるものを自在に使って衣食住を賄い、その土地での生活文化の営みを楽しんでいる。確かに自分たちの国とは異なる異国の存在は知っているし、その異国の情報は鳥や犬の鳴き声のように伝わってくるけれども、若者も老人たちも敢てその異国に移住するようなことはせず、終生その土地を愛し続けている。

老子の語った「理想郷」とは、おそらく老子が生きた時代には失われてしまった、大家族を中心とした生活共同体。アナスタシアで語られる「一族の土地」に生きるヴェドルシアの人々の生活共同体。

老子や孔子が生きた時代には、人々の中に「国家への帰属意識」が強くなりつつあった時代です。ただ広い中国において統一国家ができるのは、孔子の死後300年ほど後の始皇帝による中華統一を待たなければなりません。

国という組織の規模が大きくなればなるほど”効率”というものが重視されることは否めない。為政者にしてみれば、いかに統治方針を臣下や住民に知らしめることができるかを考える必要があります。

その結果生じてくるのが「法律」「経済」といった唯物的な「利害」であったり「実利」です。

しかし、老子の語った「理想郷」は、多く所有せず自分たちの目の、あるいは手に届く範囲内での営みで、そこには視覚、聴覚に頼らずとも、嗅覚、味覚、触覚を存分に使う事の出来る「感覚に頼る余裕」があったと想像します

実はこの「想像」こそが人間しか持ちえない特有の能力で、「想像=創造」なんだと房主は考えています。

視覚や聴覚の想像の範囲は狭い。

一方で人間は辺りを漂う香りから美しい花畑を創造したり、テーブルいっぱいにあふれる料理御馳走を想像できます。この「イメージ」というものが、一般的に知られる「引き寄せの法則」です。

あるいは肌で感じる感覚から「心地よさ」や「違和感」を感じ取る。この心地よさ、あるいは違和感と言ったものを視覚的、あるいは聴覚的に表現することは難しいのです。だから、視覚や聴覚に特化するということは、このイメージする力「想像(創造)力」を失うことになります。

房主は、中学の頃夢想していた世界観の中で、「欧州連邦」「アジア同盟」「アフリカ共同体」「アメリカ共同国」等の世界の地域共同体のような未来観を思い描いていました。この内欧州連邦は「EU」という形で実現しています。

一方でその他のブロックを含め、世界は「地球統一政府」という大きな枠組を目指して動く勢力が存在します。「ニューワールドオーダー(NWO)」という考え方で、これは毎年スイスのダボスに集まる「賢人」とやらが検討、夢想する未来社会のようです。

しかし、国家という組織が大きくなればなるほど、為政者は効率よく国民を統制しようとします。だから視覚、聴覚に頼らざるを得ない。

そこでニュースとして戦争、天災、小さな所では芸能人のスキャンダルといったニュースで人々の耳目を集めてコントロールしようとする。

この手法さえ理解できれば、その連鎖から離れることは容易なんだと思います。

大切なのは「感じる力」

大なる物よりも、小さなものに思いを致す。あるいは「効率」の世界に背中を向けてみる。

「世界はこうなる」のような見聞する「未来」ではなく、「今ここ」の現実を全身で感じてみる。見聞きする事よりも、鼻で、舌で、肌で感じる感覚から世界を想像してみる。その方が可能性は無限大であり、易経もまた同じ考えなのです。

確かに易経は書物でありますが、散文的でそこに掛けられた辞は曖昧で、そこに読む者が想像する余地は残されている。常々房主が「易経は感じるもの」と定義する所以はそこにあります。

感じ取り、そこから想像(創造)する世界の方が、自身にとってしっくりする世界。

なぜならば、誰かにあてがわれることなく、自身で選択した世界なのですから。

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易照の方位予報 4月13日予報

方位予報図

予報詳報

北🌤

吉方位(開門旺相・天道・天徳・月徳) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は妻財が巡り四緑木星が同会します。交友知人からお得なバーゲンセールお買い得な情報を入手できそうです。ギャンブルは四緑木星が巡り、選択肢に悩む場面があるでしょう

交際運…吉。九星は四緑木星が巡りコミュニケーション運が好調です。会話も弾み交流、きずな深まる吉方位です。

仕事、交渉、勝負…吉。商談や交渉事、相手からの譲歩を得られたり、相手が歩み寄りを見せそうです。勝負事は迷いはチャンスを逃します。直感を信じて

健康…大きな崩れはありません

北東🌂

小凶方位(驚門・暗剣殺) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は兄弟と官鬼を帯び二黒土星が同会する暗剣殺方位です。貴重品の落とし物、忘れ物に注意な凶方位です。方位地支官鬼が同会するので盗難や金銭に関わる犯罪に巻き込まれやすいです。お買い物は店員に言いくるめられたりキャッチセールスに引っかかりやすい。ギャンブルも番狂わせが多く凶。

交際運…やや凶。家族内ではもめ事が多い、または家族内でケガをしたり、急な体調不良を訴える人が出そうです。交友関係では相手の事情で急にキャンセルになったり、約束を破られたりしそうです

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事面では官鬼が空亡するので成果が上がりません。交渉事、お互いの腹の内の探り合いとなり進展しません。勝負事、難敵でせっめてを欠いて苦戦しそうです

健康…食あたり、腹痛、注意散漫による怪我

東☂️

凶方位(死門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…凶。方位地支は官鬼を帯び六白金星が同会します。交友筋からの勧誘には裏や、隠れた事情がありそうです。金銭の貸し借りはトラブルの元。お断りするのが無難です。お買い物は見た目や宣伝に乗せられて散財しやすいです。ギャンブルは勘が空回りして、思うような結果を表すことが出来ません。

交際運…凶。口論、対立の絶えない凶方位です。カップルは六白金星が巡りムラっ氣があります。相手の話を上の空で聞いていたり、氣のない返事から口論になりそうです。

仕事、交渉、勝負運…凶。仕事面、ライバルの暗躍。同僚が面倒事、厄介事を持ち込みそうです。交渉事強気な態度、強引な議事進行で相手の不信感を買いそうです。勝負事、ムラっ氣が多く集中力を欠きます。ピンチを招いて右往左往しそうです。

健康…頭痛、めまい、ノイローゼ、高血圧

南東⛅

吉方位(景門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は兄弟と父母を帯び七赤金星が同会します。お買い物は、耳寄りな情報をキャッチ。交友知人から特別な価格での販売会の招待されたり、限定品購入のチャンスがありそう。ギャンブルは直感冴えて臨時収入の期待が持てる好方位です。ただし方位地支は空亡するので深追いは避けましょう。

交際運…やや吉。お悩み事の相談に良い方位です。交友知人、上司や年長者、先輩が頼りになります。上下の人間関係においては言葉遣いに注意。カップルは言った言わないのやり取りで口論に発展する凶方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事面、意見や提言が上司に採用されてモチベーションが上がりそう。交渉事は、リバルとの競争が激しくなりそうです。多少の妥協が必要となりそう。勝負事、奇襲や作戦が的中。有利な展開に持ち込めそう。

健康…ヒステリー、パニック障害

南…☁

吉凶半々方位(杜門休囚) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉凶半々。方位地支は父母を帯び三碧木星が同会します。ギャンブルもお買い物も氣が大きくなって財布のひもが緩みがちです。使い方が荒くなる方位なので氣をつけましょう

交際運…やや凶。舌禍の暗示あり。特に目上の存在との会話、コミュニケーションは言葉遣いに注意しましょう。SNSやメールの誤送信にも注意。カップルは火勢が強いので凶。口論、対立事が発生しやすい凶方位です。

仕事、交渉、勝負運…吉凶半々。仕事面、上司からの指示に振り回されたり、雑用を命じられて忙殺されそうです。交渉事、ヒートアップして討論になると凶。プレゼンも、進行もできるだけ平常心、穏やかに進めるとよいでしょう。勝負事、攻め急いでピンチを招いたり、スタンドプレーで孤立したりしそう

健康…熱中症、のぼせ等

南西🌂

小凶方位(傷門定位・日破・五黄殺同会) お出かけした場合の方位事象…

金運…やや凶。方位地支は兄弟を子孫を帯びる五黄殺方位です。知人に騙されたり、甘い話にウッカリ乗って大損害を被りそうです。お買い物は品定め必須。不良品やまがい物が多いです。ギャンブル運も終盤の番狂わせでそれまでの儲けが消し飛びそう。

交際運…凶。夫婦カップルは特に凶。口論対立が絶えません。交友間でも何となく会話がかみ合わず、ギスギスしがちです。

仕事、交渉、勝負運…やや凶。仕事面、ぼんやりしていて過失の多い方位です。小さなミスでも後で大問題へと発展しそうです。交渉事、相手から無理難題を吹っ掛けられて混乱しそうです。勝負事、ミスが多く自滅しそうです。

健康…急な腹痛や腹下し、パニック障害

西🌤

吉方位(生門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は子孫が巡り一白水星が同会します。ギャンブルは直感が冴えて一儲けしそうです。お買い物、お出かけ先で探していた物を見つけたり、思わぬセールに遭遇して、良いお買い物ができそうです。

交際運…吉。飲食に吉。話も弾んで楽しいでしょう。新たなご縁を求めるにも良い方位です

仕事、交渉、勝負運…吉。仕事面、部下の好アシスに救われそう。チャンスを確実にものにして成果を上げそう。商談や交渉事、相手から歩み寄りがまとまりそうです。勝負事、奇襲や作戦が奏功。主導権を握ることが出来そうです。

健康…食あたり、特に冷たい物の摂取に気をつけましょう

北西🌤

吉方位(休門旺相) お出かけした場合の方位事象…

金運…吉。方位地支は兄弟と妻財を帯び九紫火星が同会します。直感冴えギャンブル運が好調です。臨時収入が期待できそうです。お買い物はお得なセール、ブランド品を大幅な割引価格で入手できそうです。

交際運…吉。明るく楽しい交際交流が楽しめる吉方位です。飲食に吉。カップルは盛り上がって楽しい一日になりそうです。

仕事、交渉、勝負…吉。頭の回転が速く、仕事能率が上がる吉方位です。同僚の協力も得やすく、リーダーシップを発揮できそうです。交渉事、商談や交渉事は自分のペースで進められ、良いアイデアをひらめいたり、相手がうなるプレゼンを展開でき成果が上がりそうです。勝負事、攻守にわたって好調。チームの要として活躍できたり、実力以上のパフォーマンスを発揮できそうです。

健康…大きな崩れはありません

凶方位への処方箋

警戒方位…東☂️、

東☂️…南東🌤に方位除けが可能です。吉方位移動後の現地入りが北🌤となるよう調整して方位除けを行ってください。

注意方位…北東🌂、南西🌂

南東🌤に方位除けが可能です。吉方位移動後の現地入りが北🌤となるよう調整して方位除けを行ってください。

南西🌂…南東⛅に方位除けが可能です。吉方位移動後の現地入りが西🌤となるよう調整して方位除けを行ってください。

当サイトの方位による運氣作用への考え方
当サイト主の考える、吉運氣と凶運氣の作用とその対策について、記事後半で具体的な「方位除け」方法を解説しています。

氣學・本命星日運

13日注意本命星は、二黒土星、四緑木星です。(お出かけの有無にかかわらず凶事発生しやすい一日となります)

二黒土星…本命星は艮宮(土)に定位対冲で暗剣殺をかかえます。日辰と比和するので大きく崩れることはありませんが、ぼんやりと集中力を欠く一日となります。事故や怪我、また氣のない返答で周囲の人間関係で軋轢が生じやすいのでご注意ください

四緑木星…本命星は坎宮(水)より生を受けますが、坎宮(水)が日辰から剋を受けるため運氣が低迷します。金運が思わしくなりません。貴重品の紛失や忘れ物に注意。お買い物は悪質なキャッチセールスに引っかかりやすいです。

氣學九星本命星早見表
誕生年の本命星はこちらよりご確認ください。
九星氣學 傾斜宮早見表
九星氣學におけるご自身の潜在意識、内面的性格を推断する『傾斜宮』を割り出す早見表です
九星及び定位宮の主だった象意
各九星及び定位の宮が司る主だった象意について解説します
「六親五類」とは
「六親五類」とは、四柱推命に由来する考え方で、自分を中心に自身に大きく影響を及ぼすであろう近しい肉親を差します。ここではこの六進五類について「五行易」での象意を解説します

出発吉刻

お出かけに適した吉刻は、寅卯刻(寅刻大吉)、申刻、戌亥刻です。

凶方位へのお出かけは、早朝か、午後は三時前後の出発が良いでしょう。

氣學・日盤及び時盤では、寅刻の南西、申刻の北東に凶煞重なります。

同時刻凶煞方位へのお出かけはお控えください。

それでは4月13日が、皆様にとり最幸の一日となりますように!

本日もご覧いただきありがとうございます

(易照が実現したいこと) 
今年も、鑑定のお志事を柱として多くの方々のお悩みの解決のお手伝いができています 
お悩みの解決のお手伝いができ、その解決を自分の事のように喜ぶ自分がいます 
鑑定と「五行易」のセミナーなどで日々忙しいものの大変充実した日々を送っています 
2年以内に「五行易」ないし運命學に関する本「開運のヒント、幸運のピント(仮題)」を出版し、読んでいただいた人々の開運、幸せになるお手伝いができ、喜びの感想をたくさんいただいています
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